米MicrosoftとIntelは先日、Microsoftが設計したカスタムチップをIntelが製造する、数十億ドル規模の契約を締結したと発表しました。
Intelは先日開催された「Intel Foundry Direct Connect 2024」において、Microsoftと数十億ドル規模のチップ製造契約を締結したことを発表しました。
Microsoftが設計したプロセッサーとAIアクセラレータは、インテルの最新鋭の18Aプロセスを用いて製造されます。契約規模は150億ドル以上と推定されており、半導体業界における大きな転換点となる可能性があります。
具体的なチップの種類は両社から明らかにされていませんが、Bloombergによると、MicrosoftはプロセッサーとAIアクセラレータの社内設計を進めていると報じられています。
Microsoftにとってのメリット
・データセンターやゲーミング市場における競争力強化
・チップ製造におけるサプライチェーンの安定化
・自社のニーズに最適化された高性能チップの安定供給
インテルにとってのメリット
・チップ製造事業の復活に向けた重要な一歩
・Microsoftという強力な顧客を獲得
・最新技術を用いたチップ製造事業の拡大
今後の展望
今回の契約は、Microsoftが設計したチップをIntelが製造するという内容であり、MicrosoftのコンソールがIntelチップを採用することを決定したものではありません。しかし、過去に「次世代XboxはAMDとの契約問題を抱えており、その解決策としてIntelとの提携が浮上している」との報道もあり、将来的にその可能性が高まったことは間違いありません。
今後、MicrosoftとIntelのパートナーシップがどのように展開していくのか、注目されます。
情報元:TheVerge