かつてDreamcastを彩った伝説のシューティングゲーム「Rainbow Cotton」が、ドイツのスタジオKRITZELKRATZ 3000による完全リメイクで、現代に蘇ります。
「Rainbow Cotton」は、かつて2000年にDreamcast専用ゲームとして発売されたものの、知名度はあまり高くありませんでした。しかし、ドイツのスタジオKRITZELKRATZ 3000は、パブリッシャーのININとオリジナル開発者SUCCESSの協力のもと、この3Dシューティングゲームを生まれ変わらせるべく、リメイクに取り組みました。
このリメイク版は、現代の技術でパワーアップし、鮮明なHDグラフィックスと、これまでになかった2人で協力して楽しめるモードを搭載しています。そして、5月9日にコンソールとPCでデジタル配信が開始となり、懐かしさと新しさが融合した、新たな冒険体験をお届けします。
「Rainbow Cotton」のリメイク開発を手がけたKRITZELKRATZ 3000の技術責任者であり、リードプログラマーを務めるAndreas Scholl氏によると、「Rainbow Cotton」はCottonシリーズ最後のシューティングゲームであり、Cottonのゲーム史における重要な節目となる作品だそうです。また、完全な3D作品としても知られ、日本でのみ発売された本作は、可愛らしいアニメーションとグラフィックで高いポテンシャルを秘めているとScholl氏は考えています。さらに、リメイクではオリジナル操作性の改善も行われています。
このリメイク版では、オリジナルのゲームの雰囲気を大切にしながら、ファンからの意見をもとに、ゲームの核となる要素を磨き上げました。特に、ゲーム操作に重点を置き、衝突判定システムやフレームレートなど、その他の要素にも改良を加えています。
また、2人用の協力モードも導入されました。このモードでは、1人のプレイヤーがCottonを操作し、もう1人のプレイヤーが妖精Silkを操作してCottonを支援します。Silkは画面の周りを自由に移動し、自分の魔法弾でも攻撃できます。さらに、Silkは大きな敵に向かって飛んで、より多くのダメージを与えるための妖精のターゲティングを使用することもできます。
このリメイク版の開発には、多くの情熱が注がれました。Scholl氏の望みは、Cottonファンの反響にあるといいます。また、Dreamcastで「Rainbow Cotton」をプレイする機会がなかったプレイヤーも、このゲームを楽しんでもらえることを願っているとのことです。
このリメイク版が、新旧のファンにとって、新たな魅力を発見する機会になることを期待します。「Rainbow Cotton」について、さらに詳しく知りたい方は、ININのウェブサイトをご覧ください。
「Rainbow Cotton」は5月9日にSwitch、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series、Steamでリリースされます。
情報元：vgchartz