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ソニー、新戦略でPCプレイヤーをPS5に誘引、一人用ゲームを優先リリース

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ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PCプレイヤーをPS5に引き込むための新戦略を発表しました。主要な一人用ゲームをまずコンソール向けにリリースし、その後PC版を提供する方針を明らかにしました。この戦略により、ソニーはコンソール市場の拡大を目指しています。

PC版リリースの遅延でPS5の魅力を強化

ソニーは、『Marvel’s Spider-Man 2』や『God of War Ragnarök』などの主要タイトルのPC版リリースを遅らせることで、これらのゲームをいち早く体験したいプレイヤーをPS5に誘導することを狙っています。この方針は、6月1日から新たにSIEの共同CEOに就任するHermen Hulst氏と西野秀明氏によって、PlayStation事業説明会で説明されました。

「確かに、私たちはタイトルをPCプラットフォームにも提供していますが、ここでは二重のアプローチを取っています」と現PlayStation Studiosの責任者であるHulst氏は述べました。「ライブサービスゲームについては、PS5とPCで同時にリリースしていますが、ストーリードリブンの一人用ゲームについては、より戦略的なアプローチを取っています。」

新しいオーディエンスの開拓と成長機会

ソニーは、新しいオーディエンスをPSプラットフォームに引き込むことを期待しており、テレビシリーズや映画を通じてフランチャイズの拡大を図っています。例えば、HBOの『The Last of Us』や映画『Gran Turismo』のようなメディア展開も、新しいプレイヤーをソニーのゲームフランチャイズに引き込む手段として活用されています。

PlayStationのプラットフォームエクスペリエンスグループを率いる西野氏も、コンソールの価値について次のように述べています。「コンソールは底から上まで開発する技術スタックであり、非常に優れた体験を提供します。コンソールの価値は今後も残り続け、私たちの使命はそれをさらに磨き上げることです。」

PCとコンソールの共存

ソニーの戦略は、PCとコンソールの市場を競合させるのではなく、成長の機会として捉えています。西野氏は「もちろん、PCからコンソールに移行するお客様もいます。PCに焦点を当てたお客様が価値を見出せば、コンソールに移行します。これは共食いではなく、成長の機会だと思います」と述べています。

動画配信番組「State of Play」

ソニーは、PlayStationがお届けする動画配信番組「State of Play」を日本時間5月31日(金)午前7時より放送いたします。PlayStation5 および PlayStation VR2タイトルの最新情報、そして今年発売予定のPlayStation Studiosのタイトルについてお届けする予定です。30分以上にわたる本放送は、米国のPlayStation公式YouTubeTwitchTikTokチャンネルにてご覧いただけます。

ソニーの新戦略は、PCプレイヤーをPS5に引き込むための大きな一歩であり、コンソール市場のさらなる拡大を目指しています。PC版リリースの遅延によってPS5の魅力を強化し、新しいオーディエンスを引き込むこの戦略により、ソニーは今後も成長を続けることが期待されます。

情報元:VGC

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