「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズで知られるサンタモニカスタジオが、新たな知的財産(IP)の開発に着手していることが明らかになりました。同社の開発者のLinkedInでの発言から、プロジェクトが着実に進んでいることが伺えます。
長年にわたり数々の傑作を生み出してきたサンタモニカスタジオが、新規IPの開発に乗り出したことが明らかになりました。カリフォルニア州サンタモニカに拠点を置く同スタジオは、2001年の「Kinetica」以来、主に「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズに注力してきました。この20年ぶりの新たな試みは、スタジオの革新的なアイデアと高い開発力に対する期待をさらに高めています。
新プロジェクトの存在を示唆する発言
キャラクター開発のスーパーバイザーであるGlauco Longhi氏のLinkedInプロフィールには、「新しいIPのキャラクター開発パイプライン全体を管理する機会」を得たと記載されています。新しいIPの詳細は現時点で明らかにされていませんが、キャラクター開発の段階に入っているという事は、ゲームの基本コンセプトや世界観が既に確立されていることを示しています。
サンタモニカスタジオのクリエイティブディレクターであるCory Barlog氏も、このプロジェクトに深く関わっているとされています。Barlog氏は「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズの成功に大きく貢献した人物であり、彼の参画は新規IPの品質と革新性に対する期待を一層高めています。
ソニーのIP戦略と新たな展開
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は最近、「Spin Master:The Shapes Collection」と呼ばれるフィギュアシリーズを発表しました。このシリーズには、「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」や「Horizon Forbidden West」といった人気ゲームのキャラクターが含まれています。SIEは、ゲームのIPの価値を最大化し、多角的に展開しようとする戦略の一環として、このような取り組みを進めています。
サンタモニカスタジオの新規IP開発も、この戦略に沿ったものであり、ゲームだけでなく、関連商品や他のメディアへの展開も視野に入れている可能性があります。
新規IP開発の可能性
「ゴッド・オブ・ウォー」で培ったアクションゲームの経験を活かすのか、それとも全く異なるジャンルに挑戦するのか、多くの憶測が飛び交っています。サンタモニカスタジオの新規IPが、ゲーム業界に新たな革新をもたらすことができるか、今後の展開が注目されます。
情報元:Eurogamer