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Halo Studios、Unreal Engine 5を活用した新たな「Halo」シリーズを発表

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Haloシリーズの開発を担う343 Industriesは、スタジオ名を「Halo Studios」へと改称し、今後開発するすべてのHaloシリーズにおいて、Unreal Engine 5へ移行することを発表。本決定は、開発効率の向上と新たなコンテンツの迅速な提供を実現し、シリーズのさらなる発展を目指したものです。

ブランド変更とエンジン移行

2024年10月、Haloシリーズの開発を担う343 Industriesは、スタジオ名を「Halo Studios」へと改称し、Unreal Engine 5への移行を発表しました。これに伴い、2021年にリリースされた「Halo Infinite」で採用されたSlipspace Engineは廃止されることとなり、今後は、Epic Gamesが提供するUnreal Engine 5上で、すべてのHaloシリーズ作品が開発される予定です。

「A New Dawn」トレーラー

このニュースは、「A New Dawn」と名付けられた7分間のスタジオアップデートトレーラーで伝えられました。同トレーラーでは、Halo Studiosチームが新プロジェクト「Project Foundry」を紹介し、Unreal Engine 5を用いて再現された、クラシックなHaloシリーズのデザインや環境が披露されました。Unreal Engine 5への移行の最大のポイントは、高画質なグラフィックの実現だけでなく、開発チームがツールやエンジンの開発から解放され、ゲーム制作に専念できることです。

A New Dawn | Halo Studios

Halo Studiosの責任者であるPierre Hintze氏は、「Haloの歴史は、Bungieによる第一章、343 Industriesによる第二章に続き、Halo Studiosによる第三章を切り開こうとしています。ファンの方々の期待に応えるべく、開発体制を一新し、より革新的なゲーム制作に取り組んでまいります。」と述べています。

Unreal Engine 5への移行

Xbox Wireのインタビューにおいて、Halo Studiosのリーダー陣は、自社開発エンジンであるSlipspaceの老朽化問題に言及しました。Slipspaceの構成要素の一部は、実に25年近く前の技術に基づいていると指摘され、その維持管理に多大なリソースを費やしている現状が明らかになりました。

この状況を踏まえ、Epic Gamesが提供する最新世代のゲームエンジンUnreal Engine 5への移行が決定されました。これにより、開発チームはエンジン開発・維持に費やしていたリソースを、ゲームコンテンツの制作に集中できるようになり、開発効率の大幅な向上と、より迅速なアップデートの実現が期待されます。

Unreal Engine 5が備える高度なレンダリング技術やライティング技術は、Haloシリーズのグラフィック表現に革新をもたらし、プレイヤーに新たな体験を提供することが期待されます。また、開発期間の短縮化により、より頻繁なコンテンツ更新や、大規模な拡張も視野に入れているとのことです。

再び関心を集めるために

今回の発表を受け、Haloシリーズに対する期待が高まっています。Halo Infiniteが、リリース以降、長きにわたりプレイヤーの関心を維持できなかった要因として、コンテンツ不足が挙げられます。具体的には、前作までのシリーズと比較して、Halo Infiniteではプレイリストの数が限られており、特に人気の高い「Infection」や「Firefight」、「Forge」といったモードが、2022年後半まで実装されなかった点が挙げられます。

「Halo」の次世代への進化

今後の「Halo」シリーズは、2026年頃のリリースが予想されており、新型Xboxのローンチタイトルとしてラインナップされる可能性も示唆されています。現時点では、それがリマスター作品となるのか、それとも全く新しいタイトルとなるのかは明らかになっていませんが、いずれにしても、Unreal Engine 5を活用した革新的なゲーム体験が期待されます。

今回の発表を受け、Halo Studiosが描く「Halo」シリーズの未来像に、ファンや業界関係者から大きな期待が寄せられています。

情報元:XboxWire・イメージ画像:HaloWayPoint

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