ベルナール・ヴェルベールのベストセラー「蟻の帝国」が、驚異的な3Dリアルタイムストラテジーとして登場! Unreal Engine 5で描かれるフランスの森で、プレイヤーはアリとしてコロニーを築き、フェロモンを駆使した戦略でサバイバルに挑戦。季節や昼夜の変化がゲーム進行に影響する、没入感あふれる昆虫の世界が楽しめます。
小さな巨人、アリの壮大な冒険が始まる
2024年11月7日、パブリッシャーMicroidsと開発スタジオTower Fiveが手がける新作3Dリアルタイムストラテジーゲーム『Empire of the Ants(蟻の帝国)』がリリースされます。本作はベルナール・ヴェルベールの名作小説『蟻の帝国』を原作に、Unreal Engine 5を駆使して「アリの視点」から自然をリアルに描き出します。プレイヤーはアリとなり、コロニーを築き、生き延びるための戦略を考えながら冒険を進めていきます。
本作は通常のRTSゲームとは異なり、フォトリアリスティックなビジュアルに重点が置かれています。Tower FiveのCEOでありゲームディレクターのレノー・シャルパンティエ氏によれば、原作の「アリの目を通して見る世界」を再現するために、BBCの自然ドキュメンタリーを彷彿とさせるドキュメンタリースタイルの視覚表現を採用しています。この手法により、まるでアリになったかのような没入感が楽しめます。
「蟻の帝国――EMPIRE OF THE ANTS」 – 発売日トレーラー
Unreal Engine 5でリアルに再現された自然環境
Unreal Engine 5の高度な技術により、フランスの森が細部までリアルに再現されています。木漏れ日や風に揺れる葉、湿った土壌など、自然の息吹が感じられる環境の中で、プレイヤーはアリとしてコロニーを発展させていきます。昆虫を題材にしたゲームは多々ありますが、本作は昆虫の生態を丹念に描写しており、リアルな昆虫描写が苦手な方には注意が必要かもしれません。
フランスの森をフォトスキャン技術で再現したフォトリアリスティックなビジュアルも本作の魅力です。朝露に濡れる葉や風に揺れる花びら、腐葉土の質感など、自然の細部にわたる美しさが体験できます。さらに、様々な昆虫や小動物が生息する森の生態系も緻密に再現されており、まるで本物の自然にいるかのような臨場感を味わうことができます。
季節や天候の変化がゲーム進行に影響を及ぼします。例えば、夏の暑さや冬の寒さ、雨季の湿気が、食料の調達や敵対勢力の行動にも影響を与えます。これらの環境変化はランダムではなく周期的に訪れるため、自然のサイクルを理解し、長期的な戦略を練ることが求められます。
フェロモンで仲間を誘導し、敵を操る
本作の特徴のひとつは、アリ特有のコミュニケーション手段であるフェロモンを活用できる点です。プレイヤーはフェロモンを用いて仲間を誘導し、資源の収集や敵の攻撃、さらには他の生物への影響を与えることも可能です。フェロモンを活用して仲間と連携を深め、有利な戦略を構築することができます。
段階的に変化する難易度
RTS初心者には、基本的な操作や戦い方を学べるチュートリアルモードが用意されており、上級者向けには難易度の調整機能も備わっています。自分のスキルに合わせて、より高度な戦略を楽しむことができます。
本作には3種類のミッションが用意され、それぞれ異なるプレイスタイルが体験できます。小さなアリの視点から臨場感あふれる冒険を味わいながらも、広い視野で計画を立てるという、2つの異なる視点を組み合わせたプレイが求められます。
『Empire of the Ants』は最大3人までのオンライン協力プレイに対応しており、プレイヤー同士が協力してコロニーの発展を目指すことができます。協力して巣を築き上げるだけでなく、資源や領土の確保を巡って競い合うことも可能です。
まとめ
「Empire of the Ants」は、リアルタイムストラテジーゲームでありながら、自然の美しさや生命の神秘も体験できる作品です。小さなアリの視点から、広大な自然の中でコロニーを築く過程を楽しみつつ、戦略的思考力を養い、自然界への理解を深めることができます。
「Empire of the Ants(蟻の帝国)」は、PC、PlayStation 5、Xbox Series X|S向けに2024年11月7日に配信予定。また、PlayStation 5向けのパッケージ版はレイニーフロッグ株式会社より2024年12月12日に発売される予定です。
情報元:PR TIMES