NetEase Games傘下の桜花スタジオで「聖剣伝説 VISIONS of MANA」の開発を指揮した吉田亮介氏が、2024年12月よりスクウェア・エニックスへ入社することが明らかになりました。吉田氏の今後の動向に注目が集まります。
桜花スタジオから新たな挑戦へ
NetEase Games傘下の桜花スタジオは、スクウェア・エニックスが誇る人気RPGフランチャイズ「聖剣伝説」シリーズの最新作「聖剣伝説 VISIONS of MANA」を開発しました。本作は2006年に発売された「聖剣伝説4」以来、実に18年ぶりとなるメインシリーズの新作として注目を集め、2024年8月にPlayStation 5、Xbox Series X/S、PlayStation 4、およびPC(Steam)向けにリリースされました。
「VISIONS of MANA」は、Metacriticで75点を獲得。これは業界の平均を上回る安定した評価であり、シリーズの過去作品と比較しても遜色ない出来といえます。ただし、ゲームの発売と同時期に桜花スタジオでは大規模な組織再編が行われたとの報道があり、プロジェクト終了後のスタジオ体制が注目されました。
こうした背景の中、ディレクターを務めた吉田亮介氏は2024年10月末に同スタジオを退職。SNSを通じて次のように報告しています:
私事で恐縮ですが、10月31日でNetEase Ouka Studiosを退職しました。新設スタジオでしたが、集まったメンバーと会社のサポートのおかげで聖剣伝説VoMを完成させることが出来ました。貴重な経験を積むことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
嬉しいことに、12月からはSQUARE ENIXに所属させて頂くことになりました。今後も多くの方々に楽しんで頂けるゲームを作れるよう頑張ります!
この発表は業界内外で話題を呼び、吉田氏の新たな挑戦に多くの注目が集まっています。
吉田亮介氏の経歴と実績
吉田亮介氏は、ゲーム業界で幅広い経験と成功を収めてきた実力派クリエイターです。カプコン在籍時には、以下のような高評価タイトルに携わりました:
- 戦国BASARA
- モンスターハンタークロス
- デビル メイ クライ 5
これらのプロジェクトで吉田氏は、開発プロセス全体を通じて重要な役割を果たし、各作品の成功に貢献しました。その後、NetEase Gamesの桜花スタジオに移籍。スクウェア・エニックスのIPを手がけるという新たな挑戦に取り組み、「聖剣伝説 VISIONS of MANA」のディレクターとしてプロジェクトを主導しました。
スクウェア・エニックスでの新たな挑戦
日本を代表するゲーム開発会社であるスクウェア・エニックスは、これまでに「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」など数々の名作を生み出してきました。吉田亮介氏の入社は、同社がさらなる進化を目指す中での戦略的な人材獲得といえます。
吉田亮介氏のスクウェア・エニックス入社は、ゲーム業界における重要な動きとして注目されています。同氏が新天地でどのような革新的な作品を手がけるのか、今後の展望に期待が寄せられます。
情報元:GEMATSU