「アンチャーテッド」のディレクター、エイミー・ヘニング氏が手掛けるマーベル新作ゲーム「Marvel 1943: Rise of Hydra」の最新情報が解禁! 第二次世界大戦下の1943年を舞台に、若きキャプテン・アメリカと新たなブラックパンサーが活躍する本作。今回、ヘニング氏が新たなコンセプトアートを公開し、ゲームの詳細を語りました。
アンチャーテッドの巨匠が手掛ける新たなマーベルの世界
「アンチャーテッド」シリーズ初期作品でディレクターを務めたエイミー・ヘニング氏が率いるSkydance New Mediaが開発中の新作ゲーム「Marvel 1943: Rise of Hydra」。2025年のリリースを目指し、徐々にその全貌が明らかになっています。今回、ヘニング氏がEntertainment Weeklyのインタビューに応じ、新たなコンセプトアートを公開。舞台設定や物語の背景にも言及しました。
1943年を舞台に若きヒーローたちが活躍
物語の舞台は第二次世界大戦中の1943年。本作では、キャプテン・アメリカとブラックパンサーが中心となり、戦乱の中で展開するドラマが描かれます。注目すべきは、映画でおなじみの熟練したスティーブ・ロジャースではなく、まだ経験の浅い若き日の姿が描かれる点。また、新たなブラックパンサーが初登場することも話題です。キャプテン・アメリカ役はドリュー・モーライン、ブラックパンサー役はカリー・ペイトンが務めます。
Marvel 1943: Rise of Hydra | Story Trailer
ヘニング氏が語るゲームの魅力と物語の深み
ヘニング氏は本作について、「第二次世界大戦を舞台にした冒険映画や、困難なミッションに挑む古典的な戦争映画の要素を取り入れています」とコメント。物語には多くの陰謀や予想外の展開が盛り込まれ、プレイヤーを引き込む魅力的なキャラクターと興味深いロケーションが用意されていることを明かしました。
ワカンダの秘密と揺れる世界情勢
今回公開されたコンセプトアートには、ワカンダの神秘的なジャングルが描かれています。ヘニング氏によれば、当時のワカンダは外部との接触を避け、孤立を保ちながら、その密林によって守られていました。しかし、ある出来事をきっかけに紛争へ巻き込まれていきます。自らの利益を守るために動き出すワカンダが、変化しつつある世界にどのように向き合うのかが物語の鍵となります。ヘニング氏は「世界はますます小さくなっています。当時はまだ衛星はありませんが、それも間もなく登場します。ワカンダ上空を飛ぶ飛行機を撃墜することはできますが、果たしてどれだけ長く影の中に潜んでいられるでしょうか?」と語り、緊迫感あふれる展開を予感させました。
伝説的クリエイター、エイミー・ヘニングの軌跡
開発を指揮するエイミー・ヘニング氏は、「アンチャーテッド」シリーズ初期3作でディレクターを務めた、ゲーム業界で30年以上のキャリアを持つ著名なクリエイターです。1990年代にはCrystal Dynamicsで「Legacy of Kain」シリーズを成功に導き、その後Naughty Dogで「Jak and Daxter」や「アンチャーテッド」シリーズを手掛けました。また、Electronic Artsでは未発表のスター・ウォーズプロジェクト「Project Ragtag」の制作に携わりましたが、同プロジェクトの中止により退職。その後2019年にSkydance New Mediaの設立に参加し、現在は「Marvel 1943: Rise of Hydra」の開発を主導しています。
2025年、新たなヒーローの誕生に期待
「Marvel 1943: Rise of Hydra」は、単なるアクションアドベンチャーにとどまらず、重厚な物語と魅力的なキャラクターによってプレイヤーを魅了する作品になることが期待されています。
情報元:VGC