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Dead Space 4の企画がEAに却下される ─ 開発者たちが明かす舞台裏

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Dead Spaceシリーズのオリジナルの開発者たち3名が、Electronic Arts(EA)にDead Space 4の企画を提案していたことが明らかになりました。しかし、残念ながらEAは関心を示さなかったようです。企画提案の背景、開発者たちの状況、そしてシリーズの今後はどうなるのでしょうか?

Dead Space 4への期待と現状

Dead Spaceシリーズは、その独特な世界観と斬新なゲーム性で多くのファンを魅了してきました。2013年のDead Space 3発売以降、続編を待ち望む声は絶えず、10年以上経過しました。2023年初頭には、Motive Studiosによる初代Dead Spaceのリメイク版がリリースされ、高い評価を得ました。

そんな中、YouTuberのDan Allen Gamingとのビデオインタビューで、オリジナルフランチャイズの開発者であるBret Robbins、Glen Schofield、Christopher Stoneの3名が、EAにDead Space 4の企画を提案していたことを明らかにしました。しかし、残念ながらその提案はEAに受け入れられなかったようです。

企画提案を受けたEAの反応

Glen Schofield氏はインタビューで、「実は、Dead Space 4については、私たち3人で企画を進める予定でした。今年中に話がまとまる見込みでしたが、詳しくは話しません。彼ら(EA)からは『今は興味がない』『ありがたい』などという返答がありました。私たちはEAの意向を尊重し、それ以上は進めませんでした。彼らは数字や販売実績など、すべてを把握していますから」と語りました。

この発言から、開発側はEAの決定を尊重し、無理に進めなかったことが分かります。EAも丁寧に説明した上で、現時点ではDead Space 4の開発を許可できないと判断したのでしょう。

Christopher Stone氏は、「今のゲーム業界は特殊な状況にあり、企業はリスクを非常に恐れています。そのため、今回の決定も仕方ないと考えています。いつか実現するかもしれませんが、私たち全員がDead Space 4を作りたいと思っています」と述べており、業界全体のリスク回避傾向が今回の決定に影響を与えている可能性を示しています。

提案却下の背景

リメイク版の商業的成功が、今回の提案却下に影響を与えた可能性も考えられます。また、提案を行った3人の近況も考慮する必要があります。Bret Robbins氏はAscendant Studiosを設立し、『Immortals of Aveum』のゲームディレクターを務めましたが、同作は商業的に苦戦し、スタジオの大規模な人員削減につながりました。Glen Schofield氏とChristopher Stone氏はStriking Distance Studiosで『The Callisto Protocol』のゲームディレクターとチーフクリエイティブディレクターを務めましたが、こちらも予算に見合うほどの成功を収めることはできませんでした。

開発者たちの状況

現在、3人の開発者たちはそれぞれの道を歩み始めています。

・Bret Robbins氏:
2021年にRockstarのDan Houser氏が設立した新スタジオ、Absurd Venturesに未発表プロジェクトのゲームディレクターとして参加しました。

・Christopher Stone氏:
戦術FPSゲーム「Ready or Not」の開発元であるVOID Interactiveのスタジオゼネラルマネージャーに就任しました。

・Glen Schofield氏:
小規模なプロジェクトに取り組んでおり、現在は資金調達に奔走しているとのことです。彼はそのプロジェクトについて、「規模は小さく、私は監督ではなくエグゼクティブプロデューサーを務めます。資金が調達できれば、このプロジェクトの内容が分かると思います。私にとっては特別なことです」と語っています。

Dead Spaceシリーズの未来

今回の提案却下は、Dead Spaceファンにとっては残念なニュースとなりましたが、開発者たちはDead Space 4への熱意を失っておらず、いつか再び企画を持ち込む可能性も残されています。EAの意向次第ではありますが、ファンは長い目で今後の展開を見守る必要がありそうです。

情報元:wccftech

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