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小島監督作品「Physint」「OD」 ─ ストライキの影響で中断、2025年再開へ

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小島秀夫監督が手掛ける「Physint」とXbox Game Studiosとの共同開発タイトル「OD」は、俳優組合SAG-AFTRAのストライキの影響でキャスティングが一時中断していましたが、2025年には再開される見込みです。

小島秀夫監督は2024年末、自身のSNSで1年を振り返り、開発状況や個人的な活動について報告しました。特に注目を集めたのは、「Death Stranding 2: On the Beach」、「OD」、「Physint」の開発状況に関する内容です。

SAG-AFTRAストライキの影響で中断する開発

Xbox Game Studiosと共同開発中の「OD」は、開発と並行して俳優や環境のスキャン作業が行われていましたが、2024年後半にストライキの影響で中断を余儀なくされたことを明かしました。さらに、「Physint」の撮影やキャスティングも中断していることです。小島監督は「来年の再開を期待します。」と述べており、2025年以降の活動再開が待たれます。

SAG-AFTRA(全米映画俳優組合)は、特定のゲーム会社との交渉が決裂した結果、2024年7月26日からゲーム業界向けのストライキを開始しました。このストライキの主な原因は、AI技術の使用に関する懸念です。組合は、俳優の声や肖像権の保護、AIの使用に関する透明性の確保などを要求しています。

このストライキは、エンターテインメント業界全体でAI技術の使用に関する議論を巻き起こし、特に、俳優の権利保護とAI時代における創造的な仕事の価値という重要な問題を提起しています。

ゲーム開発においては、モーションキャプチャーやボイス収録など、俳優の貢献が不可欠です。そのため、ストライキは開発スケジュールに影響を及ぼす可能性がありました。

SAG-AFTRAは2024年11月8日(太平洋時間)に声明を発表し、7月から続いていたストライキを11月9日午前0時1分(太平洋時間)をもって終了することを正式に発表しました。この決定により、中断していた多くのプロジェクトが再開される見込みです。

「Death Stranding 2: On the Beach」の開発進捗

現在開発中の「Death Stranding 2: On the Beach」は順調に進捗しており、2024年には第2弾トレーラーの公開、俳優のアフレコ(ADR)、音楽制作と録音、日本語ボイス収録が行われました。夏からはゲームのプレイテストとビルドアップが開始されています。

「Death Stranding 2: On the Beach」は2025年中のリリースが見込まれていますが、具体的な発売日はまだ発表されていません。小島監督は東京ゲームショウ2024のパネルで、「2025年のことなので、来年発売されることになり、来年のどこかの時点で発表することになります」と述べています。

小島監督の多岐にわたる活動

小島監督は、ゲーム開発以外にも多岐にわたる活動を展開しています。日経新聞でのエッセイ連載、ラジオ番組〝ヒデラジ〟出演、〝ヒデチュー〟の配信、ミステリー作品を紹介する〝ヒデミス2024〟ブックフェアの開催などが挙げられます。また、A24との共同製作による実写版「Death Stranding」映画化の準備も進行中です。

2025年はコジマプロダクション設立10周年

2025年はコジマプロダクション設立10周年という節目の年でもあります。この記念すべき年には、「Death Stranding 2: On the Beach」の具体的な発売日や、その他のプロジェクトに関する新たな情報が発表されることが予想されます。10年の歩みを振り返りつつ、小島監督の革新的なゲーム制作がさらに進化を遂げることでしょう。ファンにとっては、コジマプロダクションの次なる10年がどのような形で幕を開けるのか、大きな期待が寄せられています。

情報元:@Kojima_Hideo

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