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任天堂アメリカ社長、Switch 2での新作マリオに言及 ─ 「お楽しみに」発言の真意は

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Nintendo Switch 2での新作マリオに注目が集まる中、任天堂アメリカ社長ダグ・バウザー氏が「お楽しみに」と期待を持たせる発言。しかし、具体的な発表がないことや、新作「ドンキーコング バナンザ」の発表、開発チームの非公表といった状況から、3Dマリオの発売遅延を懸念する声も。一方で、主要IPのSwitch 2での展開は示唆されています。

次世代機Switch 2、新作マリオ不在への反響

任天堂の次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」について、先日開催されたNintendo Directでマリオシリーズの完全新作、特に3Dマリオが発表されなかったことは、多くのファンに意外感を与えました。前作「スーパーマリオ オデッセイ」の2017年10月の発売から8年が経過しており、歴代の任天堂ハードと同様、次世代機のローンチを飾る目玉タイトルとして、革新的な新作3Dマリオの登場が強く期待されていたためです。

任天堂アメリカ社長の「お楽しみに」発言

このような状況下、任天堂アメリカ社長のダグ・バウザー氏がCNNのインタビューに応じ、Switch 2における新作マリオの状況についてコメントしました。エンターテインメント分野を取り上げたこのインタビューで、バウザー氏はSwitch 2向けの主要なマリオタイトル(3Dまたは2D)がまだ発表されていないことについて問われると、期待を持たせる回答をしました。

「お楽しみに(Stay tuned)」とバウザー氏は述べ、さらに「ご存知の通り、私たちには膨大な数の作品と知的財産(IP)があり、それらの多くがSwitch 2のプラットフォームに登場することは間違いないでしょう」と続け、主要な任天堂IPが次世代機でも展開されることを示唆しました。

「ドンキーコング バナンザ」と新作マリオ開発への見方

今回のNintendo Directでは、マリオシリーズの新作発表に代わり、ドンキーコングを主役とした完全新作3Dプラットフォームアクション「ドンキーコング バナンザ」が公開されました。この新作「ドンキーコング バナンザ」については、「スーパーマリオ オデッセイ」と類似したゲームエンジンが使用されている可能性や、開発を担当するチームが「スーパーマリオ オデッセイ」を手掛けた任天堂の中核チームではないかという推測が一部ファンの間で広がっています。もしそうであれば、同チームによる新作3Dマリオの登場はさらに数年先になるのではないかという懸念が広がっています。これは、限られた開発リソースを一つの大型タイトルに集中させる場合、同じチームが並行して別の大型プロジェクトを進めることが困難であるという、ゲーム開発の一般的な事情に起因しています。

任天堂は近年、タイトルの開発チーム詳細を発売前に明かさない方針を取っています。「ドンキーコング バナンザ」についても例外ではなく、Switch 2のプレス向け体験会で海外メディアが開発元について質問したものの、任天堂側は「ゲーム発売後のクレジットをご確認ください」と回答するにとどまり、明確な情報提供を避けました。

ローンチタイトル「マリオカート ワールド」の革新性

一方で、Switch 2の発売と同時にマリオ関連タイトルが完全に不在というわけではありません。家庭用ゲーム機向けのマリオカートシリーズとしては11年ぶりの完全新作となる「マリオカート ワールド」が、Switch 2のローンチタイトルとして発売されることが決定しています。歴代の任天堂ハードローンチ時にもマリオタイトルが重要な役割を果たしてきましたが、今回はこの「マリオカート ワールド」がその役目を担います。

本作は単なるシリーズ最新作にとどまらず、広大なフィールドを自由に探索できるといった従来にない要素を取り入れ、シリーズの常識を覆す進化を遂げている点が特に注目されています。先行体験に参加した海外メディアからは、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が初代Switchにもたらしたような、ハードの可能性を引き出す画期的なタイトルになるのではないかという評価も出ています。

IPの展開と待望の新作マリオ

バウザー氏の「お楽しみに」という発言は、将来的な新作マリオの登場を示唆するものと受け止められますが、その具体的な時期や内容については依然として明らかにされていません。「ドンキーコング バナンザ」の開発体制に関する見方や、「マリオカート ワールド」がローンチタイトルとして果たす役割からは、次世代機における任天堂の開発リソース配分と、強力なIPを戦略的に展開する姿勢が垣間見えます。

任天堂が誇る豊富なIPが新プラットフォームでどのように展開され、そして待望の新作マリオがどのような形で登場するのか、今後の公式発表に引き続き注目が集まっています。

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情報元:VGC

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