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「マフィア : オリジン ~裏切りの祖国」 1900年代シチリアの史実に基づく物語

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2025年8月8日発売予定、「マフィア:オリジン ~裏切りの祖国」。本作は、1900年代初頭のシチリアを舞台に、主人公エンツォ・ファヴァーラがマフィアの一員として成り上がっていく物語を描きます。Unreal Engine 5による美麗な映像、シリーズ伝統の没入感あふれるストーリー、そして綿密な時代考証。これら全てが融合した、本格クライムドラマです。

マフィアの起源に迫る新たな物語

「マフィア:オリジン ~裏切りの祖国」(原題:Mafia: The Old Country)は、これまでアメリカの大都市を舞台としてきた本シリーズにおいて、マフィア発祥の地であるシチリアへと舞台を移した意欲作です。1900年代初頭のシチリアを舞台に、主人公エンツォ・ファヴァーラがマフィアの一員となり、ドン・トリージ率いる組織で頭角を現していく様が描かれます。

Hangar 13社長のニック・ベインズ氏は、本作について次のように語っています。
「これらが一体となり、一本道のストーリーを軸に展開されます。一本道にすることで、描かれる物語はより生々しく、現実味にあふれ、残酷でありながらも感情に訴えかけるものとなっています。」

2K社長のデイヴィッド・イシュマラー氏もまた、次のように、本作への期待感を表明しています。
「膨大なプレイ時間を必要としない魅力的なストーリーを求めるファンは少なくないと、私たちは考えています。『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』を弊社のラインナップに加え、洗練されたストーリーを提供できることを大変嬉しく思います。」

『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』ゲームプレイトレーラー

主人公エンツォ・ファヴァーラの物語

本作の主人公、エンツォ・ファヴァーラは、シチリアの硫黄鉱山で育ったという過去を持ちます。当時のシチリアでは、多くの子供たちが鉱山主に売られ、過酷な環境で短い命を使い果たすという歴史がありました。そうした厳しい背景を持つエンツォは、地位と尊敬を求め、マフィアの世界へと足を踏み入れます。

Hangar 13のスタジオヘッドであるヘイデン・ブラックマン氏は、エンツォについて次のように説明しています。
「彼は自分自身を確立するための手段として犯罪に手を染めます。彼を取り巻く状況は厳しいものですが、その中で彼は、地位と尊敬を得るための機会を見出すのです」。

ゲームディレクターのアレックス・コックス氏もまた、こう語っています。
「エンツォにとって、誓いを立てることは、ついに受け入れられるチャンスです。彼は家族を見つけました。それは彼が人生を通して探し求めていたものです。しかし、それには代償が伴います。」コックス氏はこのように述べた上で、プレイヤーが「感情のジェットコースター」を体験することになると予告しています。

『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』開発者インタビュー

没入感のあるゲームプレイ

本作では、シリーズの特徴である激しい戦闘、カバープレイ、カバーシューティングといった要素に加え、時代や舞台設定に応じた新しい要素も導入されています。リードゲームプレイデザイナーのアーロン・マクハーディ氏によれば、資源の乏しい時代設定を反映し、戦闘ではリソース管理や戦術的なアプローチがより重要になるとのことです。

また、1900年代のシチリアという舞台設定に合わせ、銃だけでなくナイフも重要な役割を果たすことになります。「ナイフはゲームプレイにおいて必要不可欠な部分であり、シチリア文化の一部でもあります」と、マクハーディ氏は説明しています。

移動手段にも時代性が反映されており、自動車だけでなく馬を使った移動も可能になるようです。これらの要素が、プレイヤーに「別の時代にタイムスリップしたかのような感覚」が得られると、開発陣は述べています。

ゲームのペースについて、リードレベルデザイナーのテリ・ミツィス氏は次のように語っています。
「ゲームには緩急があり、奥深いストーリーテリングを感じる瞬間もあれば、激しいアクションシーンもあります。それが、『マフィア』のゲーム体験を面白くしている理由なのです」。

Unreal Engine 5による美しいシチリアの再現

「マフィア:オリジン ~裏切りの祖国」は、シリーズで初めてUnreal Engine 5を活用した作品となります。開発チームは実際にスタッフをシチリアへ派遣し、現地の風景や文化を徹底的に調査。その知見を基に、1900年代初頭のシチリアを細部にわたり忠実に再現しています。

ゲームディレクターのアレックス・コックス氏は、次のように説明しています。
「1900年代のシチリアを再現することは、キャラクター、音楽、ストーリー、舞台設定、風景、乗り物といった、開発のあらゆる側面に影響を及ぼしました。開発は常にリサーチと、主題を掘り下げることから始まります。シチリアマフィアに関するあらゆる犯罪専門書を読み漁り、関連映画を全て鑑賞し、実際に車を運転したり、武器を発砲したりする体験。そして、それらの体験をゲームに落とし込むこと。それが私たちの開発方法なのです。」

クラシックなマフィア映画体験

「私たちの『マフィア』ゲームにおける最大の目標は、プレイヤーに〝クラシックなマフィア映画をプレイする〟という約束を果たすことです。」ゲームディレクター、アレックス・コックス氏のこの言葉通り、本作は映画的な体験を重視しています。

Hangar 13のスタジオヘッドであるヘイデン・ブラックマン氏も、次のように語ります。
「魅力的なプレイ体験を生み出すのは、激しい戦闘、カバープレイ、カバーシューティングといったアクションと、戦闘における行動をより意味のあるものにする美しいシネマティックとの組み合わせです。なぜなら、プレイヤーは心から信じるもののために戦うことになるからです。」このように、ゲームプレイとストーリーが密接に結びついた体験を提供することを強調しています。

さらにコックス氏は、「最高のクライムストーリーには、忘れられないどんでん返しがつきものですが、このゲームも例外ではありません。プレイヤーはきっと驚くことになるでしょう」と述べ、予想外の展開が待ち受けていることを示唆しています。

過去のマフィアシリーズの変遷

「マフィア」シリーズは、各作品ごとに異なる時代背景と主人公を描いたクライムアクションゲームです。初代「Mafia: The City of Lost Heaven」(2002年)は、1930年代の禁酒法時代を舞台に、タクシー運転手トミー・アンジェロがマフィアに関わる重厚なストーリーを展開しました。「マフィアII」(2010年)は1940〜50年代のエンパイア・ベイを舞台に、ヴィト・スカレッタの成長と葛藤を描きました。「マフィアIII」(2016年)では1968年のニュー・ボルドーを舞台に、リンカーン・クレイが家族の復讐と新たなファミリーの結成を目指しました。

2020年には、初代のフルリメイク版「マフィア コンプリート・エディション」が登場し、同時に「II」「III」のリマスターを含む「マフィア トリロジーパック」も発売。グラフィックやシステムの刷新、キャラクター描写の強化など、多くの改良が施されています。

結び

「マフィア:オリジン ~裏切りの祖国」は、マフィアシリーズの新たな一歩であると同時に、原点回帰とも言える作品です。1900年代初頭のシチリアという、これまでのシリーズにはなかった舞台で、マフィアの起源に迫る物語が展開されます。

時代考証に忠実な世界観、没入感のあるストーリーテリング、緊張感のあるゲームプレイ、そして美しいビジュアル。これらの要素が融合した本作は、マフィアシリーズのファンはもちろん、質の高いストーリー体験を求めるプレイヤーにとっても見逃せない一作となるでしょう。

本作は2025年8月8日にPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(SteamおよびNVIDIA GeForce NOW)で発売される予定であり、現在予約受付が開始されています。

情報元:PRTIMES

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