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「Chrono Odyssey」開発陣が語る、時空システムとオンラインRPGの新境地

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期待の新作オンラインアクションRPG「Chrono Odyssey」の開発者インタビューが公開。コズミックホラーと融合した独自の世界観、時空を操る革新的なシステム「クロノテクター」、固定メインクエストに縛られない自由なゲームプレイ、そして探索やクラフトでも成長可能な育成システムなど、本作が提供する新たな体験に迫ります。

「Chrono Odyssey」開発者インタビュー動画公開!

オンラインアクションRPG「Chrono Odyssey(クロノオデッセイ)」の開発陣自らが詳細を語るインタビュー動画が公開されました。PC(Steam/Epic Games Store)、PlayStation 5、Xbox Series X|S向けに、買い切り型タイトルとして現時点では2025年第4四半期の発売を目指しているこの意欲作は、株式会社Chrono Studioが開発を進めています。

今回のインタビュー動画では、Chrono Studioの総括プロデューサー・ユン・サンテ氏とプロダクトマネージャー・ドン・ハドソン氏が約20分間にわたり、本作に込めた熱い想いや独創的なシステム、広大なコンテンツの全貌を語っています。

開発者インタビュー動画(日本語字幕対応)

コズミックホラーと時空の融合が織りなす舞台

ユン氏は、「Chrono Odyssey」の世界観が既存のファンタジー作品と一線を画す点を強調します。発想の源泉として映画「プロメテウス」などのコズミックホラーを挙げ、「単なるファンタジーではなく、誰も体験したことのない、圧倒的で畏敬の念を抱かせる世界を目指しています」と語ります。

「『クロノオデッセイ』では、最終段階のコンテンツだけでなく、キャラクターの成長過程そのものを楽しめるゲームを目指しています」──ユン・サンテ氏

物語の舞台「セテラ」は、過去、現在、さらには異次元が絡み合う世界です。この地で「ヴォイド」と呼ばれる正体不明の脅威に立ち向かうことになります。「セテラは過去と未来がぶつかり合い、地球の法則が通用しない異質な空間です。従来のオンラインゲームにはない壮大なスケール感と、そこに渦巻く混沌と絶望を描いています」とユン氏は説明します。神々が存在しないこの世界では、その力の空白を突くように次元間の戦争が勃発し、壮大な物語が紡がれます。

開発チームはUnreal Engine 5を駆使して広大なオープンワールドを構築。多様な環境がシームレスに繋がり、自由な探索が可能です。目指すのは、リアリティを追求した映像美とダークファンタジー世界観の融合です。自然環境をリアルに描きつつ、人知を超えた異形の存在が点在する「現実と非現実、既知と未知が共存する世界」の実現に取り組んでいます。

ユン氏はスクウェア・エニックスの名作RPG「クロノ・トリガー」から大きな影響を受けたことも明かしました。同作の「破滅的な未来を回避するために時間を活用する」というコンセプトは、「Chrono Odyssey」の核となる「クロノテクター」システムへと昇華されています。

「時空を操るゲームシステムの実装にあたり、最大の課題はその複雑さを直感的に伝えることでした」とユン氏は開発上の苦労も率直に語っています。「プレイヤーが楽しみながら自然に時空操作を体験できるバランス調整に最も時間を費やしました」

Chrono Odyssey | Official Gameplay Trailer (4K)

「クロノテクター」が拓く、自由度の高い体験

「Chrono Odyssey」は多くのオンラインRPGに見られるような一本道のメインクエストに誘導するスタイルとは異なります。この自由なゲームプレイを実現する鍵が時空操作システム「クロノテクター」です。

このシステムを活用することで、過去の痕跡をたどり、未来を垣間見ながら探索が可能になります。例えば、遺跡調査中に時間を操作して隠された道を発見したり、対象の過去の姿を再現して新たなルートを切り開いたりと多彩なアプローチができます。開発チームは、セテラの世界を能動的に探索し発見する喜びを味わえるよう、ゲーム内での情報提供を必要最小限に留めています。世界の広がりや変化を自らの足で体感し、探検を通じて物語の断片を集めていく体験を重視しているのです。

「クロノテクターはゲーム内の様々な要素と連動しています」とドン氏は補足します。「単なる移動手段ではなく、戦略的な戦闘要素や謎解き、さらにはナラティブ体験の中核としても機能するよう設計しています。その活用法をプレイヤー自身が発見し、楽しんでいただければと思います」

多様な成長と役割の自由度

本作の特徴的な要素として、戦闘だけでなく探索やアイテム製作(クラフティング)でも最大レベルに到達できる点が挙げられます。これは多様なプレイスタイルを尊重する開発思想の表れです。探索や製作がメインのプレイヤーと、戦闘を主体とするプレイヤーが、アイテム取引や情報共有を通じて互いに恩恵を受けられる共存共栄のゲーム内経済も視野に入れています。

また、「Chrono Odyssey」では従来のMMORPGに見られる「トリニティ」(タンク:盾役、アタッカー:攻撃役、ヒーラー/サポート:回復・支援役)という固定的な役割分担に縛られません。より多様な戦術を可能にするハイブリッドクラスの必要性から、アサシンやレンジャーといった柔軟な役割を持つクラスを導入しています。ユン氏は「戦闘も成長も、希望する形で体験できることが目標です」と語り、「ヒーラーであっても単独で十分に成長できるよう設計した」と細やかなバランス調整への配慮を明かしています。

「ソロプレイでも十分に楽しめるコンテンツを豊富に用意していますが、一方で友人とのマルチプレイがもたらす独自の面白さも大切にしています」と開発チームは説明します。「どちらか一方に偏ることなく、両方の遊び方が魅力的になるよう心がけています」

ダイナミックな戦闘と戦略的な武器活用

戦闘システムは、小気味よいテンポと直感的な操作性を追求しています。単にキャラクターの能力値で勝敗が決まるのではなく、敵の攻撃を見切って反撃する「パリィ」や巧みな「回避」行動が戦局を左右する、アクション性と戦略性に富んだバトルが特徴です。

特筆すべきは、2種類の武器をリアルタイムで切り替えながら戦う「武器スワップ」システムです。各武器のスキルには個別のクールダウン(再使用までの待機時間)が設定され、一方の武器だけを使い続けると不利になるため、状況に応じた武器切り替えが求められます。この武器スワップは、攻撃手段の変更だけでなく、パッシブ効果(バフ)獲得やスキル組み合わせの即時変更など、戦術の幅を広げる重要要素です。

「スキルの数を闇雲に増やすのではなく、各スキルに複数の役割を持たせ、状況に応じた使い分けが戦闘の鍵となるようバランス調整に注力しました」と開発陣は説明します。

さらに、プレイヤー同士が競うPvP(Player versus Player、対人戦)と、環境との戦いであるPvE(Player versus Environment)が融合した新形式のコンテンツも計画中で、今後の情報公開が待たれます。

「PvPとPvEの融合は挑戦的な試みです」とドン氏は語ります。「バランス調整の難しさはありますが、どちらか一方ではなく両方の要素を楽しめるコンテンツを提供したいと考えています」

CBTで体験できる多彩なコンテンツ

「Chrono Odyssey」は大規模人数を前提とせず、少人数でじっくり楽しめる設計が特徴です。1〜2人の気軽なマルチプレイからスタートし、徐々に仲間を増やすプレイスタイルを想定。最高レベル到達後も最大5人までのパーティーでの冒険がメインとなります。公式発表によれば、2025年6月に予定されているクローズドベータテスト(CBT)では、以下の3カテゴリーのコンテンツが体験できる見込みです。なお、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Epic Games Storeでのクローズドベータテスト募集や実施については、現時点で公式アナウンスはありません。

  • ソロチャレンジコンテンツ:
    • クロノゲート: 「ヴォイドの使徒」との緊張感あふれる1対1のPvEバトル。敵の行動パターンを読み解くことが攻略の鍵です。
    • 試練: 様々な時空を巡り、変化に富んだパズルや巧妙な罠、ランダムに出現するギミックに挑みます。
  • パーティー推奨コンテンツ:
    • 遠征ダンジョン: 3人での連携が試される、協力プレイ推奨のダンジョンです。
    • エリアボス: 複数パーティーが協力して地域の守護者「ガーディアン」に挑む大規模レイドバトル。討伐成功で物語性豊かな固有ナラティブ装備を獲得できます。
  • 探索コンテンツ:
    • 迷宮: 時空の歪みが生み出す不思議なパズルと探索要素が融合したダンジョン。隠された秘密を解き明かせば特別な報酬が待っています。
    • タイムポータル: 過去へ繋がる神秘的な扉。特定時間帯にのみ出現する貴重な採集アイテムや物語の断片を発見し、「セテラ」の歴史に触れることができます。
    • 指名手配: 広大なオープンワールドで特定ターゲットを追跡・討伐する探索コンテンツ。ターゲットを追う過程で自然と未知エリアを発見する醍醐味も味わえます。

▶ Steam のクローズドβテスト登録ページ:
https://store.steampowered.com/app/2873440/Chrono_Odyssey/?l=japanese

クローズドベータテストの意義と開発の展望

ユン氏は間もなく実施されるCBTについて、完成版ではなくプレイヤーからの貴重なフィードバックを収集する場であると強調しています。「初のグローバルテストとなるCBTで得られた皆様の声を真摯に受け止め、ゲームのさらなる発展に活かしたい」と述べ、特に「マルチプレイ体験の向上」「コンテンツ密度の強化」「発見の喜びを味わえる工夫」に注力しているとのことです。

「CBTではまだ実装されていない要素も多数あります」と開発チームは説明します。「最終的な完成度とはかなり異なる部分もありますが、核となるシステムの方向性や基本体験については率直なご意見をいただきたいと考えています」

将来的には新たな冒険の舞台となる地域や個性的な新クラスの追加が予定されているほか、「時空操作」というテーマをさらに深化させる独創的なコンテンツ拡張も構想されています。具体的には「未来と現在をリアルタイムで行き来しながらクエストを攻略する手法」や「プレイヤーの行動が世界に影響を与え、新たな探索要素が解放される仕組み」などが検討中です。

「プレイヤー自身が世界を変え、その変化した世界で新たな物語を紡いでいく体験を提供し、世界中で愛される作品に育てたい」と熱い意気込みを語りました。

最後にユン氏はCBT参加者へ次のメッセージを送っています。「クエストだけを追いかけるプレイはしないでください。『Chrono Odyssey』は決められた一本道をゴールまで進むゲームではありません。探検する心を大切に、様々な発見をコミュニティで共有し、この広大な世界で自分だけの道を切り開いていってください」

「Chrono Odyssey」は比類なき世界観と革新的なシステムにより、オンラインアクションRPGに新たな風を吹き込む可能性を秘めています。今後のCBTや続報に大きな期待が寄せられています。

情報元:PRTIMES

※本記事の内容は2025年5月23日時点の情報に基づいています。発売時期やCBT開始時期、ゲーム内容などは変更される可能性があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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