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ゴッド・オブ・ウォー新作は「フェイ」が主役のスピンオフか? リーク情報と噂を整理

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サンタモニカから「ゴッド・オブ・ウォー」の新たな展開を示唆する情報が浮上。元従業員の経歴やインサイダー証言から、新作はクレイトスの妻フェイを主人公としたプリクエル(前日譚)で、アクション性を高めた内容との噂。2027年の発売が予測される中、シリーズはどのような変貌を遂げるのでしょうか?

2026年3月最新リークまとめ

PlayStationを代表する看板タイトル「ゴッド・オブ・ウォー(God of War)」シリーズ。その長きにわたる歴史において、従来のナンバリング続編とは一線を画す、新たな軌道を描くプロジェクトが進行中である可能性が高まっています。

現在、ソニー・サンタモニカ・スタジオ(Sony Santa Monica Studio)が手掛ける「ゴッド・オブ・ウォーの世界観に基づく新フランチャイズ」を巡って、海外メディアやインサイダー、コミュニティでさまざまな情報と推測が飛び交っている状況です。

「新フランチャイズ」が示すIP拡張の意図

きっかけとなったのは、ResetEraのフォーラムユーザーが発見した、サンタモニカ・スタジオ元シニアライターのLinkedInプロフィールです。

この人物は2020年8月から2025年9月までの約5年間、同スタジオにリモート勤務していたとされ、その職務内容には『ゴッド・オブ・ウォーの世界観における新しいフランチャイズの物語のビジョンとクリエイティブな方向性の形成を支援』『評価の高いIPを拡張するためのキャラクター、ストーリー、独自の伝承(ロア)を開発』といった記述があったと報告されています。

なお、このLinkedInアカウントはすでに削除されており、現在確認できるのはコミュニティに残されたスクリーンショットのみです。

原文の詳細な検証は難しいものの、「new franchise within the God of War universe(ゴッド・オブ・ウォーの世界観における新しいフランチャイズ)」というフレーズは複数の海外メディアでも引用されており、少なくとも「既存IPをベースにした新展開」が進んでいる状況がうかがえます。

ここで注目したいのが、「新フランチャイズ(new franchise)」という言葉の選択です。単なる「続編」や「スピンオフ」ではなく、既存の世界観を共有しつつも独立したシリーズとして展開していく構想が込められていると推測されます。

このリークを受け、ジャーナリストのジェイソン・シュライアー(Jason Schreier)氏はResetEraのスレッドで、「『新規IPではないが、新規IPのように感じられるもの』と以前表現した意図が、この件で説明できると思う」とコメントしています。

主人公は妻フェイか:アクション重視への転換

では、その「新フランチャイズ」とされるタイトルは、具体的にどのような姿になるのでしょうか。本題に入る前に、これまで囁かれてきた噂を整理しておきます。

これまで、次回作の舞台はエジプト神話になるという説が長らく有力視されてきました。著名インサイダーのトム・ヘンダーソン氏は、クレイトスがエジプトの曲刀「コペシュ」を扱うとの情報を伝えており、さらに「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」のゲームファイルから、エジプト世界の存在を示唆する隠しカットシーンが発見されたと報じるメディアもありました。

こうした背景があっただけに、「新フランチャイズ」や「フェイ主役スピンオフ」といった最新の噂は、多くのファンにとって意外性のある展開として受け止められています。

信頼性の高いインサイダーとして知られるネイト・ザ・ヘイト(Nate the Hate)氏シュペシャル・ニック(Shpeshal Nick)氏は、X(旧Twitter)を通じて、この新作で主人公を務めるのはクレイトスではなく、その妻でありアトレウスの母でもあるフェイ(Faye/Fay、ラウフェイ)になると主張しています。

フェイは2018年版「ゴッド・オブ・ウォー」の冒頭時点ですでに故人であり、物語の鍵を握る重要人物でありながら、その実像は「ラグナロク」の回想など断片的な形でしか描かれていませんでした。

もし彼女が主人公となるのであれば、物語は北欧神話を舞台としたプリクエル(前日譚)になる可能性が高く、巨人族の守護者としての過去やクレイトスとの出会いが描かれるとの見方も出ています。

ゲームプレイの方向性についても、興味深い証言が相次いでいます。近年のシリーズは重厚な物語とRPG要素を融合させたスタイルが特徴でしたが、ネイト・ザ・ヘイト氏やシュペシャル・ニック氏は、新作がより「アクション」に比重を置いた作品になると述べています。

シュペシャル・ニック氏は、そのスタイルをカプコンの「デビル メイ クライ」シリーズのようなスピーディでスタイリッシュなアクションに近いと例えており、初期「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズのハック・アンド・スラッシュ路線を、現代的な解釈で再構築する試みではないかと見る声もあります。

なお、ゲーム版フェイの声優は、ドラマ「デアデビル」で知られるデボラ・アン・ウォール(Deborah Ann Woll)が務めています。

新作が実在し、フェイが主人公となる場合、彼女が続投するのかどうかも注目点のひとつですが、現時点ではキャストに関する公式の発表は行われておらず、あくまでファンやメディアの期待として語られている段階です。

バルログ氏の未発表プロジェクトとの関連

2018年版「ゴッド・オブ・ウォー」を成功に導いたクリエイティブ・ディレクター、コーリー・バルログ(Cory Barlog)氏は、ここ数年、詳細が明かされていない新プロジェクトに取り組んでいることで知られています。

ジェイソン・シュライアー氏は過去の報道で、当初噂されていた「完全な新規SF IP」説を否定し、「完全な新規IPではないものの、新作のような新鮮味を感じさせる作品」だと伝えていました。

今回浮上している「ゴッド・オブ・ウォーの世界観を舞台にしたフェイ主役のアクション重視スピンオフ」という像は、こうしたバルログ氏の新プロジェクト像と重なる部分が多いと指摘されています。

あくまで現時点では推測にとどまるものの、「既存IPを活用しつつ、主人公やゲームシステム、作品のトーンを刷新することで、本質的には新作に近い体験を提供するタイトルになるのではないか」という見方が、海外メディアやファンコミュニティで広がりつつあります。

多角化戦略と2027年発売の可能性

「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズ全体を見渡すと、ここ数年で「ユニバース化」を志向した動きが目立ってきています。リメイクや映像化の噂、スピンオフ案など、複数の企画が水面下で検討されていると報じるメディアもあり、ソニーが本シリーズのIP価値を多角的に拡張しようとしていることはほぼ間違いないでしょう。

一方で、ライブサービス路線には急ブレーキがかかっています。前述のとおり、ジェイソン・シュライアー氏はBluepoint Gamesが手掛けていた「ゴッド・オブ・ウォー」のライブサービス型ゲームが開発中止となり、スタジオ自体も閉鎖されたと報じています。

同氏は同時に、同じくライブサービス作品を予定していたBend Studioのタイトルもキャンセルされたと伝えており、ソニーが「ゴッド・オブ・ウォー」に関してはシングルプレイ主体の体験にリソースを集中させる方針へと舵を切ったのではないか、という見方が強まっています。

インサイダーのネイト・ザ・ヘイト氏はX上で、フェイが主役となる新作は2027年前半のリリースを目標としていると発言しており、早ければ2026年内にも正式発表が行われる可能性があると示唆しています。

また、クレイトス役のクリストファー・ジャッジ氏も、次回作に関する発表が「今夏から夏の終わり頃」にかけて行われるかもしれない旨のコメントを残しており、こうした発言も相まって、ファンの間では「近い将来、何らかの形で新情報が出てくるのではないか」という期待が高まっている状況です。

結論:神話ユニバース化への試金石

もし各種リークやインサイダー情報が示す方向性が概ね事実だとすれば、ソニーとサンタモニカ・スタジオは「クレイトスの物語」という枠組みを一歩外れ、この神話世界そのものを多角的に展開する長期的なユニバースへと発展させようとしている、と捉えることができるでしょう。

デボラ・アン・ウォール演じるフェイが、過去の追想に留まらない鮮烈なアクションの主役としてプレイヤーの前に立つのか。象徴的な主人公であったクレイトスが表舞台から退いた「ゴッド・オブ・ウォー」が、果たしてシリーズ作品としてどのような存在感を放つのか。そしてスタジオが次に提示する「物語とアクションの融合」は、初期作と近年のリブートをどのように橋渡しするのか──その答えは、今後の正式発表と続報を待つほかありません。

なお、本稿で取り上げた内容は、公式発表前のリーク情報やインサイダーの証言、コミュニティでの推測に基づいたものであり、最終的な作品内容や発売時期は今後変更される可能性がある点にご留意ください。

情報元:EurogamerVGC

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