
カプコンが「バイオハザード RE:4」の全世界累計販売本数1000万本突破を記念し、特別映像を公開しました。この映像の最後に含まれる演出が、次回作「バイオハザード『IX』」を暗示しているのではないかとファンの間で憶測を呼んでいます。
カプコン、「バイオハザード RE:4」1000万本達成記念映像を公開
株式会社カプコンは、2023年3月に発売されたサバイバルホラーゲーム「バイオハザード RE:4」の全世界での累計販売本数が1000万本を突破したことを発表しました。この大きな節目を祝して公開された特別映像の中に、シリーズ次回作「バイオハザード『IX』」(バイオハザード9)の存在を示唆するような演出が含まれているとして、ファンの間で話題になっています。
「バイオハザード RE:4」の成功と次回作への期待
「バイオハザード RE:4」は、2005年に発売された原作を最新技術で再構築したリメイク作品です。現代的なグラフィックと操作性、再構成されたストーリーによって、新規プレイヤーと原作ファン双方から高い評価を獲得しました。リメイク作品で1000万本という販売記録は、「バイオハザード」シリーズのブランド力の強さを改めて示しています。
「バイオハザード RE:4」の発売から約2年が経過した現在も、カプコンはシリーズの今後の展開について公式な情報をほとんど発表していません。シリーズの前作「バイオハザード ヴィレッジ」の発売が2021年5月だったこともあり、ファンからはナンバリング最新作「バイオハザード『IX』」に関する情報公開への期待が高まっています。
業界内では「バイオハザード『IX』」の開発が進行中で、シリーズで初めてオープンワールド要素が導入されるのではないか、といった噂も流れています。しかし、これらはあくまで未確認情報であり、カプコンからの正式なアナウンスはありません。
記念映像に見られる「IX」の形状
今回、注目を集めているのは、カプコンが公開した記念映像の最後のシーンです。映像は「バイオハザード RE:4」のゲームプレイ映像を特別に編集したもので、作品の魅力を振り返る内容となっています。問題のシーンは映像の終盤、主人公レオン・S・ケネディが村の広場に佇む場面で訪れます。

レオンが手を掲げるとカメラが後退し、広場に設置された十字架のような形状の看板が映し出されます。バイオハザードの情報に精通したXユーザーAestheticGamer1氏などが指摘するように、この看板の形状がローマ数字で「9」を意味する「IX」に見えることから、ファンの間では次回作「バイオハザード『IX』」への暗示ではないかという解釈が広がっています。
この看板は、オリジナルの「バイオハザード『RE:4』」のゲーム内には存在せず、記念映像のために特別に追加された演出と考えられます。しかし、これが本当にカプコンによる意図的な次回作へのティーザーなのか、それとも熱心なファンによる深読みなのかは、現時点では定かではありません。
今後の展望
カプコンが過去にも自社作品のプロモーションで巧妙なヒントを提示してきた実績を考えると、今回の演出に意味を見出そうとするファンの反応も無理もありません。1000万本という大きな成果を祝うタイミングでこのような演出が含まれていたことで、ファンの期待は一層高まっています。
情報元:TheGamer