
「リトルナイトメア」のTarsier Studiosが贈る新作ホラー「REANIMAL」が2026年2月13日に発売決定。孤児の兄妹が地獄のような島で友人を捜す物語です。シリーズ初の協力プレイに対応し、一人でも二人でも楽しめる「希望に満ちた恐怖」。ダークで重厚に進化した世界観を体験できます。
THQ Nordic、Amplifier Studios、およびTarsier Studiosは2025年11月20日、全世界で注目を集める新作ホラーアドベンチャーゲーム「REANIMAL(リアニマル)」の発売日を2026年2月13日(金)に正式発表しました。本作は、名作「リトルナイトメア(Little Nightmares)」および「リトルナイトメア2」を生み出したスウェーデンの開発会社Tarsier Studiosによる完全新作です。発売予定プラットフォームはPC、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2で、世界同時リリースとなります。
「リトルナイトメア」制作陣による精神的続編
「REANIMAL」は、Tarsier Studiosがバンダイナムコエンターテインメントのもとで手掛けた「リトルナイトメア」シリーズの精神的続編とも言えるタイトルです。2019年末にAmplifier Game Investに買収され、その後THQ Nordic傘下となったTarsier Studiosは、現在「リトルナイトメア」のIP(知的財産権)をバンダイナムコが保有している中、オリジナルクリエイターとしての新たな挑戦を本作に込めています。一方、シリーズ最新作「リトルナイトメア3」はSupermassive Gamesが開発を担当しています。
市場には同ジャンルの多くの有力タイトルが存在しますが、Tarsier Studiosは本作で「不気味で魅力的」という特徴的なビジュアルスタイルを引き継ぎつつ、トーンをよりダークで重厚(grittier)に進化させています。Gamescomのプレビュー記事では本作が「サバイバルホラーの人気要素に独自のパズルとプラットフォームを融合した」作品であり、ファンが期待する〝Tarsierらしさ〟が色濃く反映されていると高評価されています。
視点を共有する独自の協力プレイ
ゲームプレイにおける最大の革新は、スタジオ初の「協力プレイ(Co-op)」の完全導入です。「REANIMAL」はソロプレイでも物語を堪能できる一方、ローカルやオンラインの2人協力プレイに対応しています。
注目すべきは「共有ダイレクト・カメラ」と呼ばれるシステムです。画面を分割せずに二人のプレイヤーが常に同じ視点を共有することで、緊迫感と恐怖が最大化され、演出の意図が損なわれません。「この地獄を生き残るには、一人では危険だ」というコンセプトのもと、プレイヤーはパズル解決や敵からの逃走において、パートナーとの密接な連携が求められます。
ソロプレイ時には、もう一人のキャラクターをAIが操作し、協力プレイ用に設計されたパズルも違和感なく進められます。
「希望に満ちた恐怖」を描く物語と探索
物語の舞台はかつて主人公たちの故郷だった島で、現在は地獄のように歪んだ世界に変貌しています。プレイヤーは孤児の兄妹、The Boy(少年)とThe Girl(少女)を操作し、行方不明の友人たちを救出し、この絶望的な場所から脱出する旅に出ます。
開発陣は本作を「希望に満ちた恐怖(Hopeful Horror)」と定義し、極限状態の子供たちが恐怖の中で一筋の光を追い求める姿を描写。登場する歪んだクリーチャーたちや傷ついた子供たちのデザインは、彼らの過去やトラウマを直接的に反映しています。
探索も進化し、陸上に加えボートを使って水上を移動しながら進行。従来の一本道に加え、メインストーリーから外れた小さなエリアも探索可能で、断片化された世界の謎を深掘りできる奥行きあるレベルデザインです。
一足先に恐怖を味わえる体験版
PlayStation 5およびXbox Series X|S向けに2025年11月20日より無料体験版が配信中。PC版デモもSteamで提供されており、序盤の「Mill(製粉所)」や「Trainyard(操車場)」の探索、巨大クリーチャーから隠れるステルス&プラットフォームアクションを体験できます。製品版のクオリティを推し量る重要な内容です。
製品情報と予約特典
PC、PS5、Xbox Series X|Sでは現在プレオーダーも開始されており、予約特典としてキャラクター用マスク「Foxhead(キツネの頭)」と「Muttonhead(ヒツジの頭)」が提供されます。
2026年2月13日の金曜日という象徴的な日に、新たなホラーフランチャイズ確立を目指す「REANIMAL」の今後の続報にも注目が集まります。

