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「アサシン クリード ヘクセ」は史上最恐の闇へ ― 「バットマン:アーカム」監督が就任

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Ubisoft新作「アサシン クリード ヘクセ」の監督に、「バットマン:アーカム・ビギンズ」のベノワ・リッチャー氏が就任。魔女裁判を舞台とする本作は、従来のオープンワールドRPGとは一線を画す物語重視の体験を提供します。26年発売期待の「ブラックフラッグ」リメイクや経営戦略も含め、シリーズの行方は?

2026年1月現在、ユービーアイソフト(Ubisoft)は「ヴァンテージ・スタジオ(Vantage Studios)」という新たな管理体制の下、主力IP「アサシン クリード」シリーズの再定義を進めていると報じられています。その中核を担う次世代プロジェクトが、コードネーム「Assassin’s Creed Hexe(ヘクセ)」。今回、その開発体制に関する有力な情報が明らかになりました。

業界レポートや本人のLinkedInプロフィールによると、本作のゲームディレクターを務めるのはベノワ・リッチャー(Benoit Richer)氏です。かつて「バットマン:アーカム・ビギンズ」で高い評価を得た彼の手腕は、「魔女裁判」という凄惨な歴史を扱う本作において、これまでにない重厚でダークな体験を生み出す可能性を秘めています。

ベノワ・リッチャー氏の系譜

リッチャー氏の起用が「完璧な人選」と業界内で評されるのには、明確な理由があります。彼のキャリアをたどると、「ヘクセ」が目指す「ダークで、リニアで、ミステリアスな体験」に必要なスキルセットを、これまでの作品で実証してきたことが見て取れます。

ワーナー・ブラザース時代、彼がゲームディレクターとして率いた「アーカム・ビギンズ」は、単なるアクションタイトルにとどまりませんでした。特筆すべきは「探偵モード」を駆使した現場検証システムと、ヴィラン(悪役)たちの狂気を描く濃密なストーリーテリングです。

この「閉鎖空間で証拠を集め、真実を推理する」メカニクスは、異端審問官や魔女狩りが横行する「ヘクセ」の世界観と強い親和性を持ちます。広大なマップを駆け回るのではなく、一つの事件を深く掘り下げるタイプのゲームデザインが期待されるところです。

ユービーアイソフト復帰後、リッチャー氏はVRサイコロジカルスリラー「Transference(トランスファレンス)」の監督も務めました。この作品では「狂気」と「心理的圧迫感」がテーマとして扱われ、いわゆるジャンプスケア(驚かせ演出)に頼らない恐怖の作り方を提示しています。 「ヘクセ」がシリーズ史上最も暗い作品になると伝えられる中で、この「精神にじわりと侵食してくる恐怖表現」は、本作の魔女裁判という題材に一層深みを加えるはずです。

加えて、リッチャー氏は直近で「アサシン クリード ヴァルハラ」の共同ゲームディレクターを務めています。シリーズ最大規模のボリュームを誇る同作を成功に導いた経験は、彼がユービーアイソフト・モントリオールという巨大スタジオの開発リソースを的確に制御できることを示しています。

さらに、開発陣にはシリーズ屈指の脚本家ダービー・マクデビット氏が復帰。サイドコンテンツのシナリオ統括には「Star Wars ジェダイ」シリーズのシャイアン・プアラニ・モリン氏が加わっており、物語面への期待は大きく膨らんでいます。

RPGからの脱却:物語主導の濃密な体験へ

「ヘクセ」は、近年の「オリジンズ」以降に続いたオープンワールドRPG路線から脱却する作品になると見られています。

本作が志向するのは、物語主導のリニア型(一本道に近い構造)体験です。プレイヤーが自由に広大なフィールドを探索する従来型とは異なり、物語の進行に合わせて展開が凝縮される構造になる見込みです。想定プレイ時間は15〜20時間前後。広大な探索よりも、一瞬も気を抜けない緊張感とストーリーテリングの密度を優先する形式になると伝えられています。

舞台は16世紀の神聖ローマ帝国。科学と迷信が交錯する「魔女裁判」の時代を背景に、単独の女性主人公が超自然的な力を駆使して生き抜く姿が描かれる見通しです。

2026年ロードマップと「黒旗」リメイクの噂

「ヘクセ」の正式発表が待たれる一方で、2026年のロードマップでも注目を集めているのが、伝説的傑作のリメイク版「アサシン クリード4 ブラック フラッグ(仮称:Black Flag Resynced)」です。

欧州のレーティング機関PEGIへの掲載情報などから、リリース時期は2026年3月下旬(23日の週)になる可能性が高いと報じられています。海賊黄金時代の冒険が現代の技術によってどう蘇るのか、往年のファンの期待が高まっています。

現在の主要プロジェクト一覧

  • Assassin’s Creed Black Flag Remake(ブラック フラッグ リメイク):グラフィックと海戦システムを刷新。現代編を排除し、純粋な海賊体験に特化するとの情報。
  • Assassin’s Creed Invictus(インヴィクタス):シリーズ初の本格マルチプレイヤー作品で、2026年内の登場が有力とされる。
  • Assassin’s Creed Jade(ジェイド):長期開発中のモバイル向け大作で、2026年夏に詳細発表が予定されている。
  • Assassin’s Creed」Netflix実写ドラマ:キャスト発表を経て、制作が本格的に進行中。

スリム化による再生と、新たな挑戦

こうした攻めのラインナップの背景には、ユービーアイソフトの経営戦略の転換があります。2025年にはテンセントからの大規模出資で財務基盤を安定させつつ、組織のスリム化を進め、意思決定の迅速化と「アサシン クリード」ブランドへの集中を進めてきました。

前作「シャドウズ」が商業的に成功し、売上も回復基調にある今、同社は再びクリエイティブなリスクを取れる体力を取り戻しつつあります。

「ヘクセ」の発売時期は早ければ2026年後半、もしくはリメイク作品との兼ね合いで2027年にずれ込む可能性もあります。しかし、ベノワ・リッチャー氏という実績あるディレクターの就任は、本作が単なる実験作ではなく、シリーズの進化を象徴する「本気の挑戦」であることを示唆しています。

広大なマップを離れ、物語の「密度」に賭けたアサシン クリード。魔女裁判の闇の中から、どんな真実が立ち現れるのか。2026年、その扉が静かに開かれようとしています。

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情報元:Clawsomegamer

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