
1月23日の公式発表を目前に控え、注目作「Fable」のコンセプトアートとされる画像が流出しました。過去作の都市「ブラッドストーン」の復活や、気になるPS5版発売の噂、さらにはXboxのクラウド戦略における本作の重要な役割までを網羅。流出情報から見えるリブート版の全貌と、Xboxの未来はどうなるのでしょうか?
2001年の初代Xbox発売から25周年を迎える2026年は、マイクロソフトのゲーム事業にとって重要な節目の年です。日本時間1月23日(金)午前3時から開催予定の「Xbox Developer_Direct」では、Playground Gamesが手掛けるリブート版「Fable」および「Forza Horizon 6」の最新情報公開が見込まれています。
この公式発表を目前に控え、ネット上では「Fable」のコンセプトアートとされる画像が複数流出しました。流出画像から読み取れるゲームの方向性、そして現在のXbox事業における本作の立ち位置について解説します。
流出アートに見る新生「アルビオン」
今回確認された約30枚の画像は、過去に開発に関与したアーティストのポートフォリオが出典とされています。これらは開発初期のコンセプトである可能性がありますが、次世代機向けに再構築された「アルビオン」の世界観を示唆する資料として注目されます。
具体的には、シリーズ過去作に登場した都市「ブラッドストーン(Bloodstone)」の再登場が示されています。画像の一つには、荒野から都市を遠望する構図が描かれており、そこにある看板には「Bloodstone」の表記が確認できます。「Fable II」で登場した同地は無法者の街として知られていましたが、リブート版においてもその設定が継承されている可能性があります。

また、都市内部のレイアウト案と思われる画像からは、「市場地区」「闘技場」「職人街」「パブ・アイランド」といったエリア区分が読み取れます。「フェニックスの羽根(The Phoenix Feather)」という店舗名の記載や、城への入り口を描いたスケッチも含まれており、都市の構造が具体的に検討されていたことが分かります。


動的な環境変化とゲームシステム
環境デザインに関するアートワークでは、物語やゲームシステムに関わる要素も散見されます。「ハムレット(Hamlet)」というファイル名が付された沼地の集落については、「通常時」と「洪水後」の2種類のバリエーションが描かれています。
これは、ゲーム内での時間経過やイベント進行に伴い、フィールド環境が変化する仕様を示唆していると考えられます。過去のトレーラー映像で確認された敵対的なキャラクターと、この洪水イベントとの関連性を指摘する声もあります。
その他、下水道エリアでの探索や、巨大な人狼(ウェアウルフ)との対峙を描いたイメージ、初代「Fable」のデザインを参照したと思われる宝箱のスケッチなども確認されており、探索と戦闘、そしてシリーズの伝統的な要素がどのように統合されているかが窺えます。

開発状況とPS5版発売の噂
「Fable」のリブートが最初に報じられたのは2018年頃であり、開発期間は長期にわたっています。Xbox Game Studiosのクレイグ・ダンカン氏は2025年2月、発売時期を2026年に設定したことを明らかにしました。
しかし、業界内の一部ではさらなるスケジュールの変動も懸念されています。XboxEraのニック・ベイカー氏は2025年7月、開発工程の都合により2027年までずれ込む可能性があると報じました。これは品質向上を目的とした措置と見られますが、正確なリリース時期については公式発表が待たれる状況です。
また、プラットフォーム戦略に関しても新たな報道があります。本作はPCおよびXbox Series X|S向けに発表されていますが、一部メディアではPlayStation 5版の発売も計画されていると報じられています。これが事実であれば、マイクロソフトのコンテンツ展開における方針変更を意味することになります。
Xbox戦略における本作の重要性
「Fable」の展開は、マイクロソフトのゲーム事業戦略とも密接に関連しています。昨今の市場環境は、ハードウェア価格の上昇やAI技術の進展により変化しており、特にイギリス市場における2025年のXboxコンソール販売は低調に推移しました。競合であるPS5も同様に販売減となるなど、ハイエンドコンソール市場全体の停滞感が指摘されています。
こうした中、マイクロソフトはクラウドゲーミングの拡充を進めており、広告付きプランの導入など、ハードウェア普及に依存しない収益モデルの構築を模索しています。クラウドサービスへの移行を促進するためには、ユーザーを惹きつける強力な独占タイトル(IP)の継続的な供給が必要です。
人員調整やプロジェクトの見直しが進められた近年の経緯を踏まえると、「Fable」や「Forza Horizon 6」といった大型タイトルは、XboxのエコシステムおよびGame Passの価値を維持・向上させる上で重要な役割を担っています。Playground Gamesがこれら2つの主要タイトルを開発している点は、同スタジオへの高い信頼を示すと同時に、その成果に対する責任の大きさも示唆しています。
結び
流出したコンセプトアートは、作品の雰囲気や方向性の一端を示すものですが、最終的な製品仕様とは異なる可能性があります。正確な情報は、日本時間1月23日(金)午前3時から配信される「Xbox Developer_Direct」にて明らかにされる予定です。
開発の進捗状況や発売時期、そしてプラットフォーム展開に関する方針がどのように示されるか、業界関係者の関心が集まっています。
情報元:MP1ST






