PR

Bloober Team公開の謎サイトが憶測を呼ぶ ─ 「ルールオブローズ」リメイクか?

News

2024年の「サイレントヒル2」、2025年の「Cronos」を成功させたBloober Teamが、2026年2月14日に向けた謎のカウントダウンサイトを開設。ウィリアム・ブレイクの詩や「薔薇」の象徴から、カルト的名作「ルールオブローズ」復活説が急浮上しています。サイトに隠されたヒントと業界の動向から、3つの有力な仮説を分析します。

謎サイトが示唆する次なる展開

2024年の「Silent Hill 2(サイレントヒル2)」リメイク版で高い評価を獲得し、2025年9月には完全新作の三人称視点ホラーシューティング「Cronos: The New Dawn(クロノス:ザ・ニュー・ドーン)」をリリースしたBloober Team(ブルーバーチーム)。近年、ホラーゲームスタジオとしての存在感を高めている同社が、次なるプロジェクトの存在を示唆し、注目を集めています。

2026年1月下旬、同社が昨年から公開しているティザーサイトが更新されました。サイト内には一見すると不可解な要素が含まれていますが、その内容が特定の作品を想起させるとして話題になっています。本記事では、公開された情報と業界の動向に基づき、現在有力視されている3つの仮説について解説します。

ティザーサイト:「病める薔薇」と不穏なメッセージ

話題となっているウェブサイトは、極めてミニマルかつ不穏なデザインで構成されています。サイト中央には様式化された一輪の薔薇が配置され、マウスカーソルを合わせると花弁から血のような液体が滴る演出が施されています。

また、ページ内の再生ボタンをクリックすると、18世紀の詩人ウィリアム・ブレイクによる詩「The Sick Rose(病める薔薇)」の一節が、ノイズ混じりの重々しい音声で朗読されます。

「O Rose, thou art sick!(おお薔薇よ、お前は病んでいる!)」
──夜の嵐の中を飛ぶ見えざる虫が、お前の深紅の喜びの床を見つけ出し、その暗く秘密の愛がお前の命を滅ぼす、と続くこの詩は、純真なものが内側から腐敗していく恐怖を象徴しています。

サイトに添えられた「Some things never leave the walls. They only learn to wait.(壁から離れないものがある。それらはただ待つことだけを覚える)」という一文は、過去のトラウマや閉鎖的な空間に潜む恐怖を連想させます。

仮説①:幻の「ルールオブローズ」リメイク

現在、最も有力な説が、2006年にPlayStation 2で発売された「Rule of Rose(ルールオブローズ)」のリメイク、あるいはリマスターです。

この説を裏付ける根拠は複数存在します。まず、サイトの主題である「薔薇」は作品名そのものであり、URLの文字列からも「Rule」と「Rose」を抽出することが可能です。さらに、同作は1930年代の英国を舞台に、少女たちの残酷な階級社会を描いたサイコミステリーです。「純真なもの(薔薇)が、見えざる悪意(虫)によって内側から蝕まれる」というブレイクの詩のテーマは、子供の残酷性を描いた同作のプロットと驚くほど合致しています。

ビジネス的な観点で見れば、「ルールオブローズ」は当時、欧州全体で過激な内容が誤解を招き、英国では発売中止に追い込まれるなど、いわゆる「モラル・パニック」の渦中にあった作品です。しかし、その唯一無二の芸術性と耽美的なホラー表現により、現在は中古市場で極めて高い価値がつく「幻の名作」と化しています。

版権元(IPホルダー)であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)との提携が必要となりますが、Bloober Teamが「サイレントヒル2」でコナミとの協業を成功させた実績を鑑みれば、SIEとタッグを組んでの復刻は現実味を帯びたシナリオと言えるでしょう。

仮説②:初代「サイレントヒル」への挑戦

次に浮上しているのが、シリーズの原点である初代「Silent Hill(サイレントヒル)」のリメイクです。

Bloober Teamが「サイレントヒル2」で見せた、原作への深い敬意と現代的な技術の融合は、ファンから絶大な信頼を得ました。ブレイクの詩における「深紅の喜び(crimson joy)」を「出産」や「母性」の暗喩と捉えると、初代の物語の中核であるアレッサとダリアの歪んだ関係、そして主人公ハリーの娘シェリルに纏わる悲劇と見事に合致しています。

成功したリメイクプロジェクトの次なるステップとして、シリーズ第1作目を選択することは、パブリッシャーであるコナミにとっても自然な戦略です。

仮説③:新作「Cronos」のDLC発表

より現実的かつ堅実な予測として、昨年9月に発売されたばかりの「Cronos: The New Dawn」のダウンロードコンテンツ(DLC)や追加情報の発表であるという説があります。

この説の強力な根拠は、Bloober TeamがSNSで発信した以下の文字列です。
RemosdNeulSerorehsoOvamCeyerd

このランダムに見える文字列から大文字だけを抽出すると、「R, N, S, O, C」となります。これらを並べ替えることで、作品タイトルである「Cronos」が構成できると一部のファンは推測しています(厳密には「O」が一つ不足していますが、アナグラム的なヒントと捉えられています)。

SFホラーである本作において、中世的な薔薇やブレイクの詩がどのように融合するのかは未知数ですが、新作の勢いを維持するための追加シナリオが2月14日に発表される可能性は極めて高いと言えるでしょう。

https://twitter.com/BlooberTeam/status/2006515753176953244?s=20

https://twitter.com/BlooberTeam/status/2006515753176953244?s=20

結論:2月14日の「正解」を待つ

Bloober Teamは、かつては評価の分かれるスタジオから、今やホラーゲーム界の「 sterling(真に価値ある)」存在へと劇的な変貌を遂げました。現在同社は、別ブランド「Broken Mirror Games」下での「プロジェクトF」や、2026年内に詳細が明かされる予定の「プロジェクトM」など、複数の未発表ラインを抱えています。

今回のティザーサイトが指し示すのが、幻の名作「ルールオブローズ」の再誕なのか、それとも「サイレントヒル」の新たな展開なのか、あるいは「Cronos」の物語の深化なのか。カウントダウンが終了する2月14日、ホラーゲームの歴史に新たな1ページが刻まれることになります。

同社がバレンタインデーに用意した「贈り物」の正体に注目です。

情報元:ティザーサイトEurogamerPCGamer

タイトルとURLをコピーしました