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メタスコア29点の「Code Violet」続編始動 ─ 開発元が語る「圧倒的成功」の真意とは

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TeamKill Mediaは、酷評を受けたPS5向け恐竜シューター「Code Violet」の続編「Code UltraViolet」の開発を正式発表しました。メタスコア29点という厳しい評価とは裏腹に、開発元は「圧倒的な成功」を強調。業界を驚かせた発表の背景と、評価との乖離について報じます。

酷評からの急展開:続編始動

TeamKill Mediaは2026年2月11日、PlayStation 5向けアクションホラーゲーム「Code Violet(コード・ヴァイオレット)」の続編となる新作「Code UltraViolet(コード・ウルトラヴァイオレット)」の開発開始を正式に発表しました。

前作のリリースからわずか1カ月余りという異例の早さで続編を発表したこと、そして批評家やユーザーからの極めて厳しい評価とは対照的に、開発スタジオが本作を「圧倒的な成功」と位置づけていることが、業界やファンの間で大きな驚きと議論を呼んでいます。

開発元の主張:「圧倒的成功」

TeamKill Mediaは公式SNSを通じて声明を発表。「『Code Violet』の圧倒的な成功と、皆様からの信じられないほどのご支援により、ヴァイオレットの物語の次章『Code UltraViolet』の開発開始を正式決定しました」と述べました。

開発チームはさらに、「現在、複数のエキサイティングなプロジェクトを進行中であり、近日中にさらなる発表を行う予定です」と付け加え、スタジオの活動が極めて活発であることを強調しました。

また、SNS上でのユーザーとのやり取りの中で、開発チームは前作「Code Violet」に対しても、新たな「ホードモード(敵の大群と戦う耐久モード)」の実装を予定しており、こちらの開発も順調に進んでいることを明らかにしています。

メタスコア29点との乖離

今回の発表が大きな波紋を呼んでいる最大の理由は、開発側が主張する「成功」と、市場における客観的評価の激しい乖離にあります。

レビュー集積サイト「Metacritic」において、「Code Violet」のメタスコアは100点満点中「29点」。これはPS5タイトルとしては異例のワースト級スコアです。一般ユーザーのスコアも2.6点(10点満点)と低迷しています。

しかし、PlayStation Storeの購入者評価を見ると興味深いデータが浮かび上がります。約4,000件のレビューのうち、最低評価の「星1」が36%を占める一方で、最高評価の「星5」も31%存在。評価が極端に二極化しており、総合評価は2.88点(5点満点)という、一部の層から熱狂的に支持される「カルト的な人気作」としての立ち位置を確立していることが伺えます。

低評価の要因:バグと演出

「Code Violet」は三人称視点のアクションホラーで、主人公ヴァイオレット・シンクレアが凶暴な恐竜や敵対勢力と戦うという設定です。そのコンセプトから、カプコンの名作「ディノクライシス」を思わせる作品として一部で期待されていました。

しかしリリース直後から多くのメディアやプレイヤーが問題点を指摘。Push Squareは10点中4点の評価をつけ、「『Code Violet』は混乱した作品。貧弱な戦闘、退屈な探索、技術的な不具合が目立つ。性的な視線を強調する演出はキャラクターや作品トーンと噛み合っていない」と評しています。

他のメディアやユーザーからも、進行不能バグやフレームレートの低下など技術的未完成さ、銃撃戦の物足りなさ、探索の単調さなどが指摘されました。さらに、シリアスなサバイバルホラー設定に対して露出度の高いコスチュームや性的な演出が不釣り合いだという批判も相次いでいます。

中には「このゲームは完全なゴミだ。誰も騙されないよう削除されるべきだ」といった過激なレビューも見られます。しかし、こうした厳しい声の一方で、本作独自の魅力を支持する声も確実に存在します。

星1と星5の二極化現象

一般的な商業基準では「失敗」と見なされかねない数字ですが、TeamKill Mediaが「圧倒的成功」と強弁できる背景には、近年のゲーム市場における「ニッチ需要の純度」があると考えられます。

PS Storeでの二極化した評価は、本作が一般的なクオリティを欠きながらも、特定の層(B級映画ファンや独特のキャラクター性を好む層)には熱狂的に受け入れられた可能性を示しています。小規模スタジオにとって、広範な支持を得られずとも「コアな支持層が確実に購入する」モデルが確立できれば、続編制作の資金を回収することは十分に可能です。

完全新作としての続編展望

続編となる「Code UltraViolet」が、前作の単なる延長線上にあるのか、それとも批判を受け止めて大幅な改善を図るのかは、現時点では不明です。SNS上では、ユーザーからの「続編なのかDLC(ダウンロードコンテンツ)なのか」という質問に対し、開発元は「『Code UltraViolet』は完全な新作ゲーム(フルゲーム)として開発される」と回答しています。

また、前作で要望の多かった「パフォーマンスモード(画質よりも動作の滑らかさを優先する設定)」の実装にも期待が寄せられていますが、現時点では具体的な技術詳細は明かされていません。

業界への波紋と今後の注目点

酷評を受けながらも「成功」を掲げ、すぐさま続編開発に踏み切ったTeamKill Media。その強気な姿勢は、現代のゲームビジネスにおける一つの生存戦略といえるかもしれません。

「Code UltraViolet」が前作の汚名を雪ぐのか、再び物議を醸すのか。業界とゲーマーは、怖いもの見たさにも似た関心を寄せています。今後の続報に注目です。

情報元:TeamKillMedia公式XEurogamer

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