セガの人気アクションゲーム「忍–Shinobi–」がユニバーサル・ピクチャーズによる実写映画化を発表。本作はセガとハリウッドのコラボレーションで、監督にサム・ハーグレイヴ氏、脚本にデレク・コルスタッド氏が起用されます。1987年から続く忍者アクションシリーズは、世界中のファンから愛されており、映画版でもその魅力が期待されています。
忍者アクションの金字塔、ついに銀幕へ
セガは、世界的人気を誇る「忍-Shinobi-」の実写映画化プロジェクトを、ユニバーサル・ピクチャーズと共に始動することを発表しました。このプロジェクトは、ハリウッドの制作力を活かし、日本発の忍者アクションを世界に届けるという野心的な試みです。
今回の映画化プロジェクトでは、ユニバーサル・ピクチャーズが製作を担当し、監督には「タイラー・レイク」や「エクストラクション」シリーズで知られるサム・ハーグレイヴ氏、脚本には「ジョン・ウィック」シリーズで知られるデレク・コルスタッド氏が起用されました。プロデューサーには、マーク・プラット氏やドミトリ・M・ジョンソン氏など、業界を代表するベテランたちが名を連ね、本作への期待は高まります。
「忍–Shinobi–」シリーズの栄光の歴史
「忍-Shinobi-」シリーズは、1987年にアーケードゲームとして初めて登場して以来、世界的な人気を誇るアクションゲームです。これまでに多くの続編やリメイクがリリースされ、幅広いプラットフォームで展開されてきました。メガドライブ、ゲームギア、セガサターン、ゲームボーイアドバンス、PlayStation 2など、さまざまなプラットフォームで展開されてきたこのシリーズは、理想的な忍者像を描き、多くのファンに支持されています。セガの代表的なIP（知的財産）として、多くのプレイヤーに愛されています。
その中でも、1995年にセガサターン用としてリリースされた「新・忍伝」は、キャラクターの動きを実写で撮影し、ゲーム内に組み込むという斬新な試みで話題となりました。ジャパン・アクション・クラブ（現ジャパンアクションエンタープライズ）による特撮映像は、当時として非常に革新的であり、現在でもその独特の映像感覚に多くのファンが魅了されています。
実写映画版「忍-Shinobi-」が発表された際、多くのファンは「新・忍伝」の実写映像を思い浮かべたかもしれませんが、映画版がこの作品を参考にする可能性は低いと考えられます。数多くのゲーム作品の中から、どの作品が映画のモチーフとなるのかが注目されており、現代の高度な映像技術を駆使した、より壮大な映像表現が期待されています。
ユニバーサル・ピクチャーズの実績と成功への期待
ユニバーサル・ピクチャーズは、ゲーム原作の映画として「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」や「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」などを手掛け、いずれも世界的なヒットを記録しています。特に、マリオ映画は全世界で10億ドルを超える興行収入を記録しており、今回の「忍-Shinobi-」映画化プロジェクトにも同様の成功が期待されています。
近年、「忍-Shinobi-」シリーズへの関心はますます高まっており、ゲームと映画のクロスメディア展開といった可能性も期待されています。長年にわたり培われてきた「忍-Shinobi-」シリーズの伝統を受け継ぎつつ、映画という新たな舞台でどのように進化していくのか、今後の展開に大いに期待が寄せられています。
情報元：SEGA