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インディ・ジョーンズゲームの未来 : 「大いなる円環」の成功と今後の可能性

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MachineGames開発の「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」が高評価を得る中、早くも続編や新たなインディ・ジョーンズゲームに期待が集まっています。情報筋のリーク、Lucasfilm Games幹部の発言、インディ・ジョーンズゲームの歴史、映画との関係性などを基に、今後の展開とゲーム業界におけるインディ・ジョーンズの可能性を探ります。

「大いなる円環」高評価で高まる新作への期待

MachineGamesが手掛け、2024年12月9日に発売された「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」は、批評家やファンから高い評価を得ています。多くのレビューで、最後の2作のインディ・ジョーンズ映画はなかったものとして扱われ、本作がオリジナル三部作の正統な続編と見なされています。この成功を受け、早くもインディ・ジョーンズの新作ゲーム開発への期待が高まっています。

情報筋のリークとLucasfilm Gamesの公式見解

情報提供者として知られるDaniel Richtman氏がSNSに投稿した「インディゲームがさらに出るようだ」という短い示唆は、ファンの間で話題となりました。しかし、この情報に対し、Lucasfilm Gamesは慎重な姿勢を示しています。

Varietyのインタビューで、Lucasfilm Gamesの副社長兼ゼネラルマネージャーであるダグラス・ライリー氏は、「現在は『大いなる円環』の成功に注力し、DLCなどで作品を盛り上げていきたい」と述べています。その一方で、「私たちは常に素晴らしい物語を求めており、映画の間には語られるべきインディ・ジョーンズの物語がまだまだたくさんある」とも語り、将来的な新作の可能性を否定していません。

「大いなる円環」:映画とゲームの融合

「大いなる円環」は、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981年)と「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989年)の間に位置する物語です。冒頭には「レイダース」の象徴的なオープニングシーンを再現した演出があり、ファンサービスとしてだけでなく、作品の雰囲気作りにも貢献しています。

本作は、オープンワールド的な探索要素とリニアなストーリーテリングを組み合わせることで、自由な探索と濃密な物語体験の両立を実現しています。パズル要素やスリリングなアクションシーンも高く評価されており、インディ・ジョーンズの世界観を忠実に再現しつつ、ゲームとしての面白さも追求しています。

映画とオリジナルストーリー

「大いなる円環」は、映画との連続性を意識しつつ、インディ・ジョーンズのビデオゲームフランチャイズに革新的な要素を取り入れています。

インディ・ジョーンズはスター・ウォーズに比べるとビデオゲームでの展開は少ないものの、その歴史は古く、初のゲーム化作品は1982年にAtari 2600向けにリリースされた「レイダース/失われたアーク」のタイアップ作品です。

インディ・ジョーンズのビデオゲームの歴史を特徴づけるのは、映画を基にしたゲームよりも、オリジナルのストーリーを持つゲームが多いことです。これらのゲームを通して、映画では描かれなかったインディの魅力や可能性が探求されてきました。

また、インディ・ジョーンズゲームは必ずしもアクションアーケードやAAA級の技術デモのような作品ばかりではありません。「大いなる円環」も、LucasArts自身が手がけた往年のアドベンチャーゲームの伝統を受け継いでいます。

続編、他スタジオ開発、VR/ARの可能性

MachineGamesによる今後のインディ・ジョーンズ作品に期待が高まる一方、ディズニーとLucasfilm Gamesが他のスタジオにも開発機会を与える可能性も考えられます。例えば、「インディアナ・ジョーンズと最後の聖戦:グラフィックアドベンチャー」を手がけたRon Gilbert氏は、最近LucasArtsと「Return to Monkey Island」を制作しており、新たなインディ・ジョーンズゲームの開発に携わる可能性も否定できません。

さらに、VR/AR技術を活用した新しいタイプのインディ・ジョーンズゲーム開発も期待されています。

インディ・ジョーンズの豊かな可能性

「大いなる円環」の成功は、インディ・ジョーンズというIPがゲーム業界で大きな潜在力を持っていることを示しました。今後、MachineGamesによる続編、他のスタジオによる新たな解釈のゲーム、VR/AR技術を活用した作品など、様々な形でインディ・ジョーンズゲームが展開されることが期待されます。

ファンは、Lucasfilm GamesやDisneyからの公式発表を待ちつつ、「大いなる円環」のDLCや追加コンテンツにも注目していく必要があるでしょう。インディ・ジョーンズの冒険は、ゲームの世界でもまだまだ続きそうです。

情報元:Gameranx

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