PR

プレイステーション、過去のマイナーIP復活の噂? ─ 業界関係者が示唆

News

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、過去のPlayStationで日の目を見なかったクラシックIPの復活に取り組んでいるとの噂が浮上。ハーマン・ハルストCEOの発言や業界関係者からの発言が、この憶測に拍車をかけています。

SIE、過去のクラシックIP復活を計画か?

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、過去に人気を博したゲームタイトル、いわゆる「クラシックIP」の復活を計画している可能性が、業界関係者の情報によって示唆されました。これは、SIEスタジオビジネスグループ CEOハーメン・ハルスト氏が以前に示唆していた休眠IPの活用と一致し、ファンの間で大きな期待を集めています。特に、マイナーな古いIPの復活に焦点が当てられている点が注目されます。

情報の発信源

この情報を伝えたのは、海外ゲーム情報サイトVGC(Video Games Chronicles)のアンディ・ロビンソン氏です。同氏は、SIEが少なくとも2つの休眠中の小規模なクラシックIPの復活に取り組んでいるという情報を入手したと明かしました。

ロビンソン氏は情報源を「内部の人間」と述べるにとどめ、具体的なゲームタイトルは明らかにしていません。これらのIPについて、彼は「マイナーな古いIP」と表現しており、比較的知られていない、あるいは長期間新作が発売されていないタイトルであることを示唆しています。

ファンが期待するIPと「マイナー」の定義

この情報を受けて、ファンの間では様々な推測が広がっています。「マイナーIP」の定義は必ずしも明確ではありませんが、具体的な例を挙げると以下のようなタイトルが該当すると考えられます。

初代PlayStationの時代では、立体的なパズル「Intelligent Qube」や、3Dアクション「Jumping Flash!」が挙げられます。また、日本で人気を博した「サルゲッチュ」シリーズや、リズムゲームの先駆けとなった「パラッパラッパー」も、現在ではマイナーIPと見なされることがあります。

PlayStation 2時代に目を向けると、アクションアドベンチャーゲーム「Primal」や、独特のアートスタイルが特徴的な「The Mark of Kri」などが、マイナーIPの例として挙げられるでしょう。

一方で、ファンの間では「KILLZONE」や「RESISTANCE」といった人気シリーズの復活を望む声が多くありましたが、これらは「小規模」や「マイナー」とは言い難い作品です。KILLZONEはGuerrilla Games開発のFPSで、重厚な世界観と硬派なゲーム性で人気を集めました。RESISTANCEはInsomniac Games開発のFPSで、異星生命体との戦いを描いたSF色の強い作品です。

これらのタイトルは、それぞれ独自の魅力や革新性を持ちながらも、大規模なフランチャイズへと発展しなかったり、近年新作が出ていないことから、現在では「マイナーIP」として認識されることがあります。

大型IPの復活可能性と現状

KILLZONEやRESISTANCEといった大型IPの復活が実現する可能性は現時点では低いと考えられます。理由は以下の通りです:

  • 今回の情報が「マイナーな古いIP」の復活に言及しているため、大型IPはこの範疇に含まれていない。
  • KILLZONEの開発元であるGuerrilla Gamesは、公式にシリーズからの撤退を表明している。
  • RESISTANCEの開発元であるInsomniac Gamesは現在他のプロジェクト(ウルヴァリンなど)に注力していると見られる。
  • これらのゲームは技術的に高度であり、現在の市場ニーズに合わせて再開発するには多大なリソースとリスクが伴う。

同様に、INFAMOUS、Sly Cooper、Jak and Daxterといった人気シリーズも、確固たるファンベースを持つ大型IPとして認識されているため、今回の「マイナーIP」という表現とは合致しないと考えられます。

ハルストCEOの過去の発言と今回の情報

今回の情報が注目を集める背景には、ハーマン・ハルストCEOが2024年12月28日のファミ通.comのインタビューで次のような発言をしたことがあります。

「当社が保有する多数のIPは、プレイステーションにとって重要な資産です。ポートフォリオ強化の一環として、新規フランチャイズの開発だけでなく、過去のIPを活用する機会も引き続き検討しています。

ハルストCEOは具体的な取り組みについては言及しませんでしたが、今回のロビンソン氏の発言はこの方針を裏付けるものとして注目されています。

今後の情報公開に注目

現時点ではSIEからの公式発表はなく、あくまで噂の域を出ません。ファンは過度な期待をせず、今後の情報公開を待つべきでしょう。SIEがどのような戦略で過去のIPを活用していくのか、特に「マイナーIP」に焦点を当てる意図は何なのか、今後の動向に注目が集まります。

情報元:VGC

タイトルとURLをコピーしました