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中裕司氏、スクウェア・エニックス・プロデューサーの三宅有氏をSNSで非難

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2023年3月に内部取引罪で有罪判決を受けた元スクウェア・エニックス社員の中裕司氏が、約1年4ヶ月ぶりに沈黙を破り、自身のX(元Twitter)アカウントにて、スクウェア・エニックスの新社長である桐生隆司氏を評価する一方、ドラゴンクエスト12プロデューサーの三宅有氏を「裁判で虚偽証言を行った」と非難しました。

先日、ゲーム大手スクウェア・エニックスの大規模な人事異動が明らかになり、ドラゴンクエストシリーズプロデューサー、三宅有氏の退任が話題となりました。三宅氏は、ドラゴンクエストシリーズに1992年から携わってきたベテランプロデューサーです。しかし、新作「ドラゴンクエスト12」の開発遅延と、スクウェア・エニックスの組織再編に伴い、同シリーズから退任し、モバイルゲーム部門の開発を率いることになりました。

後任には、「ニーア」シリーズで知られる齊藤陽介氏が候補として挙がっています。桐生社長は、新体制で人気シリーズを復活させ、ファンと共に成長することを目指しています。

新社長の桐生隆司氏は、同社の低迷する業績を立て直すため、大胆な改革を実行しています。

2024年4月7日、中裕司氏は自身のX(元Twitter)アカウントにて、桐生隆司新社長について、「新しい(スクウェア・エニックス)社長は良い人かもしれない」とコメントしました。一方、三宅有氏については、「裁判で証拠付きの嘘を裁判所に提出するような人物なので、早く会社を去って欲しかった」と非難しました。

中裕司氏と三宅有氏の関係や、具体的な背景についての情報は公には明らかにされていません。しかし、中氏の発言は、スクウェア・エニックス内部における権力関係や対立の一端を垣間見ることができるかもしれません。

中裕司氏の経歴

中裕司氏は、1965年9月17日生まれのゲームクリエイターです。1984年にセガ・エンタープライゼス(セガ)に入社し、ゲームプログラマとして活躍しました。その後、ゲームプロデューサーとしてソニックチームを率い、ソニックチームが分社化された際には代表となりました。

中氏の代表作には、『ソニックシリーズ』、『ファンタシースターオンライン』、『Nights』、『Samba DE Amigo』などがあります。現在は、東京都港区に本社を置くゲームメーカーである株式会社プロペの代表取締役社長を務めています。プロペでは、「Ivy the kiwi?」「天空の機士ロデア」「ファミリーフィッシング」「デジモンアドベンチャー」「バディモンスター」「レジェンドオブコイン」などの開発に携わっています。

2018年1月にスクウェア・エニックスへ移籍したことを発表し、同社在籍中はディレクターとして『バランワンダーワールド』の開発に携わりました。しかし、2021年4月末をもってスクウェア・エニックスを退職しました。

2022年4月28日のツイッターの投稿にて、『バランワンダーワールド』発売の約半年前にディレクターを解任されていたこと、そして、この問題に関する発信を禁じる業務命令の失効の確認を求める訴訟をスクウェア・エニックスを相手に提起していたことを明らかにしました。

2022年11月18日、東京地検特捜部に金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで逮捕されました。中氏は2020年1月下旬にスクウェア・エニックス勤務時代に得た公開前情報を基に、『ドラゴンクエストタクト』の共同開発会社であるAimingの株式約1万株(約280万円相当)を買い付けた疑いが持たれています。その後も、2021年1月下旬から2月下旬頃にも、『ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー』の共同開発会社であるエイチームの株式約12万株(約1億4470万円相当)を買い付けたとされています。これらの行為について、彼は2023年3月2日に東京地方裁判所で開かれた初公判で起訴内容を認め、その後の裁判で懲役2年6か月と執行猶予4年、罰金200万円、追徴金1億7000万円余りの有罪判決が確定しました。

情報元:PushSquare

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