
パブリッシャーのNaconは、高評価を得たFPSアクション「RoboCop: Rogue City(ロボコップ: ローグ シティ)」について、単独でプレイ可能な拡張コンテンツ「Unfinished Business」を発表。新たなトレーラーを公開し、本作が2025年7月18日にPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC向けに発売されることを明らかにした。
「Unfinished Business」の詳細と新トレーラー
今回発表された「Unfinished Business」は、前作「ロボコップ: ローグ シティ」の物語を引き継ぐ、単独でプレイ可能な拡張コンテンツです。Naconは今年初めに本DLCの計画について言及しており、前作の成功もあって、ファンからは大きな期待が寄せられていました。
新たに公開されたストーリートレーラーでは、映画のような迫力ある演出で、物語の核心に迫るシーンが描かれています。前作での戦いを経て、ロボコップが次なる脅威に立ち向かう様子が描かれ、物語が新たな局面を迎えることを示唆しています。トレーラーによれば、今回の舞台はデトロイトの象徴「オムニタワー(OmniTower)」です。武装した傭兵集団がタワーを占拠し、中枢にある動力源を狙っています。オールド・デトロイトの希望の象徴であったオムニタワーは、死の要塞へと変貌してしまいます。
RoboCop: Rogue City – Unfinished Business | Story Trailer
ロボコップは、最新鋭の武器で武装した傭兵たちが待ち受けるタワー最上階を目指し、再び過酷な戦いに身を投じます。トレーラーでは、飛行ドローン、自爆型ボット、対人タレットといった新たな敵に加え、刀で武装したアンドロイドのような敵の姿も確認できます。また、敵を凍らせる強力な新武器「クライオキャノン(Cryo Cannon)」の登場も明らかになりました。開発陣によれば、グラフィックの向上、ゲームプレイの強化、より手強くなった敵AIの実装によって、前作以上の体験を目指しているとのことです。さらに、満足度の高いフィニッシュムーブ(トドメ演出)も新たに追加され、プレイの爽快感を高めるとしています。
特筆すべき点として、「Unfinished Business」には、ロボコップだけでなく、彼がロボコップになる前の警官アレックス・マーフィーとしてプレイできるミッションも用意されています。これにより、彼の過去に迫るスリリングなフラッシュバックを体験できるとのことです。さらに、元OCPの科学者ミランダ・ヘイルも物語に関わり、ロボコップをサポートするようです。
前作の成功と市場からの期待
Teyonが開発しNaconが発売した前作「ロボコップ: ローグ シティ」は、多くの予想を上回る成功を収めました。原作映画の世界観や雰囲気を忠実に再現した点や、激しいガンプレイなどがプレイヤーから高く評価され、ライセンスIPを活用したゲームの成功事例として業界内で注目を集めました。Metacriticなどのレビュー集積サイトでも、概ね高い評価を得ています。
今回の拡張コンテンツ発表と発売日の決定は、前作の成功もあり、ファンやゲーム業界全体から大きな注目を集めています。AA規模(中規模開発)のタイトルが市場で確固たる地位を築いた成功例として、本作の展開は今後の市場動向を占う上でも興味深い動きと言えるでしょう。
まとめ
「ロボコップ: ローグ シティ」の物語を引き継ぐ、単独プレイ可能な拡張コンテンツ「Unfinished Business」は、2025年7月18日に発売が決定しました。前作で評価された忠実な世界観の再現とアクション性を継承しつつ、新たなストーリー、敵、武器、そして強化されたビジュアルとゲームプレイが導入されます。前作の成功を踏まえ、本作が再びプレイヤーと市場にどのようなインパクトを与えるのか注目されます。
情報元・画像イメージ:Steam