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「Horizon」リマスターからオンラインへ、広がり続ける地平線

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Guerrilla Gamesが手掛ける人気アクションRPG「Horizon」の新たな展開に注目。同社は、レゴとのコラボレーションによるスピンオフ作品に続き、初代作品のグラフィックを向上させたリマスター版を発表。さらに、シリーズ初のオンライン協力プレイが可能な「Horizon Online」の開発も進めており、シリーズの未来は益々広がり続けています。

リマスター版とLEGOスピンオフの発表

SonyとGuerrilla Gamesが手がける「Horizonシリーズ」は、新たな局面を迎えています。2023年10月のState of Playでは、ファン待望の「Horizon Zero Dawn」のリマスター版「Horizon Zero Dawn Remastered」が正式に発表され、最新の技術によるグラフィックやキャラクターの動きの改善が施されました。2024年10月31日にPlayStation 5およびPC向けにリリースされる予定で、最新のモーションキャプチャ技術や会話シーンのカメラアングルの向上も話題となっています。

さらに、Guerrilla Gamesは「LEGO Horizon Adventures」というスピンオフ作品も準備中です。このゲームは、シリーズの第1作目をファミリー向けに再構築したもので、特に若年層やライトユーザーに親しみやすいビジュアルやシンプルなゲームプレイが特徴です。2024年11月14日にリリースされる予定です。これらのリリースはHorizonシリーズのファンにとって興味深いニュースである一方、これらがシリーズのメインプロジェクトではない点も見逃せません。

注力するHorizon Onlineの概要

Guerrilla Gamesは、「Horizon Online」と呼ばれる新たな協力型マルチプレイヤーゲームに注力しています。このプロジェクトは、Horizonシリーズの世界観をベースにしつつ、新しいキャラクターとスタイライズされたビジュアルを導入し、これまでの作品とは一線を画すゲームプレイが期待されています。協力プレイを軸にしたシステムが特徴であり、複数のプレイヤーが共に冒険やミッションをクリアする仕組みのようです。

ただし、「Horizon Online」に関しては公式発表が行われておらず、詳細な情報は限られています。

Horizon続編よりライブサービスが優先?

「Horizon 3」のリリースはまだ先になる見込みですが、「Horizon Online」はSonyのライブサービスゲームの一環として位置づけられています。近年、SonyはGames as a Service (GaaS) に多額の投資を続けており、他のタイトルでも同様の試みが進められています。しかし、「The Last of Us」のオンライン版の開発中止や、「Concord」(Sonyが開発を進めていた新規IPのマルチプレイヤーゲーム)の失敗など、ライブサービスゲームへの期待が揺らぐ中で、Horizon Onlineがどれほど成功するかは不透明です。

ブルームバーグのJason Schreier氏によると、Horizonシリーズのシングルプレイヤー作品第3弾のリリースは、「Horizon Online」が完成するまで待たなければならない可能性が高いとされています。これはSonyがライブサービスゲームに注力しているためであり、今後のシリーズ展開の調整が求められます。

新規プレイヤー層へのアプローチ

また、「Horizon Online」は既存のシリーズファンだけでなく、新規プレイヤー層の獲得も狙っており、新たなキャラクターや独自のビジュアルスタイルが導入されています。しかし、この新しい方向性に対して一部のファンからは不安の声も上がっており、Guerrilla Gamesがこの挑戦を成功させるための、慎重な姿勢が求められます。

総じて、Horizonシリーズは新たな展開を迎えていますが、その未来は依然として多くの不確定要素を抱えています。リマスター版やスピンオフ作品は比較的安全な選択肢であり、一定の成功が見込まれます。一方で、Horizon Onlineがライブサービスゲームとしてどのように受け入れられるかが、シリーズの今後を左右するでしょう。

競争が激化しているオンラインゲーム市場や、Sonyのライブサービスゲーム戦略が一部で揺らいでいる点が不安材料として挙げられます。業界内でも注目が集まるこのプロジェクトの動向を、引き続き注視する必要があります。

情報元;Wccftech

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