
バンダイナムコエンターテインメントが欧州連合知的財産庁(EUIPO)に新商標「Once Upon a KATAMARI」を登録。「塊魂」シリーズの新展開を示唆するとして注目が集まっています。
独特のゲーム性と世界観が魅力の「塊魂」
バンダイナムコエンターテインメントが2025年2月28日、欧州連合知的財産庁(EUIPO)に新商標「Once Upon a KATAMARI」を登録しました。この動きは、同社の人気ゲーム「塊魂」シリーズの新作開発を予感させ、ファンの間で話題となっています。
「塊魂」シリーズは、2004年12月にPlayStation 2で発売された初代「塊魂」以来、その独創的なゲーム性と世界観で多くのプレイヤーを魅了してきました。プレイヤーは小さな王子を操作し、「塊」を転がして様々な物体を巻き込んでいきます。最初は消しゴムやキャンディーといった小さなものから始まり、次第に人間や動物、さらには建物や自然現象まで巻き込めるようになります。制限時間内に指定された大きさまで塊を成長させることがゲームの目的です。カラフルでポップなビジュアル、そして一度聴いたら忘れられないユニークなBGMも本作の魅力であり、シンプルながらも奥深いゲーム性が多くのファンを惹きつけています。
新たな物語性を感じさせるタイトル
今回登録された商標「Once Upon a KATAMARI」は、「昔々、塊魂があったとさ」と解釈でき、これまでのシリーズとは一線を画す、物語性を強く感じさせるタイトルです。
過去の「塊魂」の世界を回顧する「日本昔ばなし」のような物語や、絵本のように温かみのあるビジュアルで、より幅広い層が楽しめる作品になるのではないかといった憶測も飛び交っていますが、具体的なゲーム内容については今後の発表が待たれます。
シリーズ最新作としては、2021年12月に初代「塊魂」のリマスター版「塊魂アンコール」に新要素を加えた「みんな大好き塊魂アンコール + 王様プチメモリー」がNintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X|S、Steamで発売され、好評を博しました。往年のファンはもちろん、新規プレイヤーからも高い評価を得ています。
今後の展開に期待
バンダイナムコエンターテインメントは、過去にも人気シリーズの商標を事前に登録し、その後新作情報を発表するという手法を取っています。今回の「Once Upon a KATAMARI」の商標登録も、その一環である可能性が高いでしょう。
「塊魂」シリーズは、その唯一無二のゲーム性と世界観で、国内外を問わず多くのファンを魅了してきました。今回の商標登録が、シリーズの新たな展開を意味するのであれば、ファンにとってこの上ない朗報となるでしょう。今後の情報公開に期待が高まります。
情報元:GEMATSU