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ソニーとPeople Can Flyが、 SIEの知的財産を活用したプロトタイプ開発で提携

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントとPeople Can Flyが、「プロジェクト・デルタ」と呼ばれるソニーIPを活用した新しいゲームのプロトタイプ開発契約を締結。請負契約モデルに基づき、People Can Flyがプロトタイプ開発を担当する。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)と、ポーランドのゲーム開発会社People Can Flyは、「プロジェクト・デルタ」(コードネーム)と呼ばれるソニーの知的財産を活用した新しいゲームのプロトタイプ開発契約を締結したことを発表しました。本契約は請負契約モデル(work-for-hire)に基づいており、People Can Flyがプロトタイプ開発を担当し、その対価としてSIEから合意された報酬を受け取る形で進行されます。

プロジェクト・デルタの概要

「プロジェクト・デルタ」はSIEの知的財産を活用したタイトルのプロトタイプ開発プロジェクトです。開発作業はいくつかの段階(マイルストーン)に分けられ、それぞれの段階の完了と支払いに関する詳細は契約の付属文書であるマイルストーンスケジュールに規定されています。具体的なゲームの内容やジャンルについては現時点で公表されていません。

契約の詳細と開発プロセス

People Can FlyはSIEのパブリッシャーとしての立場のもと、契約に基づいてプロトタイプ開発を進めます。本契約では、開発の進捗がいくつかのマイルストーン(開発段階)に分けられています。この形式は、ゲーム業界において一般的に採用されている制作契約とほぼ同様の内容だとPeople Can Flyは述べています。

SIEとPeople Can Flyの正確な関係性については、現時点ではPeople Can Flyが単独の主開発者として担当するのか、それともSIEの内部チームと協力する共同開発パートナーとしての役割なのかは明確にされていません。なお、People Can Flyは以前にMicrosoftと「Project Maverick」の開発契約を締結し、後に「Gears of War: E-Day」の共同開発パートナーとして参加していることが明らかになりました。

企業情報と公式発表

この契約はPCF Group S.A.(People Can Flyの親会社)が2025年3月13日付で発表した法定開示情報に基づいています。同社はワルシャワに本社を置き、Sony Interactive Entertainment LLC(サンマテオ、カリフォルニア州)との契約について、EUの市場乱用防止規則(MAR)第17条第1項に基づき情報開示を行っています。

なお、この発表にはポーランド語による詳細な報告書も含まれています。

まとめ

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)とPeople Can Flyの提携により、ソニーIPを活用した新しいゲーム「プロジェクト・デルタ」のプロトタイプ開発が始動します。この提携の主なポイントは以下の通りです:

  1. 契約の性質 : 請負契約モデル(work-for-hire)に基づいており、People Can FlyがSIEのために開発を行います。
  2. 開発プロセス : 段階的に進行し、各段階(マイルストーン)ごとに進捗と支払いが管理されます。
  3. People Can Flyの役割 : 主開発者なのか、共同開発パートナーなのかは現時点で不明確です。
  4. プロジェクトの詳細 : ゲームの具体的な内容やジャンルは公表されていません。
  5. 今後の展開 : このプロトタイプ開発の結果が、プロジェクトの将来的な方向性を決定する可能性があります。
  6. 業界への影響 : 大手パブリッシャー(SIE)と独立系開発スタジオ(People Can Fly)の協力は、ゲーム業界におけるリスク分散と専門知識の活用という傾向を反映しています。

この提携は、ソニーの既存IPを新しい形で活用する可能性を示唆しており、ゲーム業界内外から注目を集めることが予想されます。プロジェクトの進展や両社の協力関係がどのような成果を生むのか、今後の展開が待たれます。

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情報元:GEMATSU

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