
人気FPS「DOOM: The Dark Ages」の最新のプレイ映像が公開された。中世風の世界を舞台に、激しい攻防戦が繰り広げられ、先行レビューでは高い評価を得ている。最新のid Tech 8エンジンによって実現される次世代グラフィック技術は、レイトレーシングやグローバルイルミネーションといった機能を駆使し、新たな次元へと引き上げる。
id Software開発の人気FPSシリーズ「DOOM」、その最新作「DOOM: The Dark Ages」の新たなゲームプレイ映像が、ゲームメディアVGCによって公開されました。この映像はゲーム序盤のオープンワールド部分を収録しており、城の攻防戦を舞台にした迫力ある戦闘シーンが繰り広げられます。PC版でキャプチャされたこの映像では、4K/60fpsによる美麗なグラフィックと滑らかな動作を確認できます。
先行プレイでの高評価
先行レビューは、「ゲームプレイ、雰囲気、そして残虐表現のどれもが完璧だ」と高く評価しています。ハンズオンプレビューでは「信じられないほど楽しい」と述べ、「妥協のないエネルギッシュかつ残虐な体験を提供する」とコメント。「本作はDoomシリーズに求められるすべてを備えており、自信に満ちた開発チームによって生み出された」と絶賛しています。
Doom: The Dark Ages – Press Demo Gameplay
ドゥームスレイヤーの新たな物語
本作の舞台は中世風の世界となり、ドゥームスレイヤーの過去と、それにつながる「その先の世界」が描かれます。従来のシリーズ以上にストーリーに重点が置かれており、開発元のid Softwareは「スタジオ史上最高の出来」と自信を見せています。また、本作はシングルプレイ専用タイトルであり、マルチプレイヤーモードは搭載されません。この点も、多くのファンから好意的に受け止められています。
充実のアクセシビリティ機能
「Doom: The Dark Ages」ではアクセシビリティ機能も充実しており、幅広いプレイヤー層が楽しめるように配慮されています。主な機能は以下の通りです。
- ゲーム速度と難易度の調整スライダー
- プレイヤーおよび敵のダメージ量調整
- 敵弾の速度や攻撃性の調整
- パリィ(防御)受付時間の調整
- 敵の気絶時間や入手リソース(弾薬、回復アイテムなど)の調整
これらの機能により、初心者からベテランプレイヤーまで、自分に合った難易度でゲームを楽しむことが可能です。こうした柔軟な設定は、近年重視されるアクセシビリティ(誰もが楽しめるゲームデザイン)にも沿っており、多くのプレイヤーに歓迎されるでしょう。
id Tech 8エンジンが実現する次世代グラフィック
「DOOM: The Dark Ages」の魅力は、その革新的なゲームプレイだけではありません。本作に採用された最新技術が、ゲーム体験を全く新しい次元へと引き上げます。
id Softwareが開発した「DOOM: The Dark Ages」は、最新のid Tech 8エンジンを搭載し、その圧倒的なグラフィック性能でゲーム業界に衝撃を与えています。id Softwareの独自エンジンであるid Techの最新バージョンとなるid Tech 8は、複雑なゲーム世界を高いパフォーマンスで実現するために、最先端の技術を全面的に採用しています。特に注目すべきは、仮想ジオメトリ、高度な物理シミュレーション、そしてレイトレーシングによる極めてリアルな照明効果です。これらの先進技術が融合することで、かつてないほどの没入感を体験できるでしょう。
Doom: The Dark Ages – The New idTech Engine Explained + Gameplay Impressions
Digital Foundryによる技術分析
技術分析で知られるDigital Foundryは、「DOOM: The Dark Ages」に搭載されたid Tech 8エンジンの性能を詳細に検証しました。彼らの分析によると、メディア向けのデモ版ではパストレーシングは実装されていませんでしたが、レイトレーシング機能は確認されています。これには、「DOOM Eternal」と同様のレイトレーシングによる反射に加え、「Indiana Jones and the Great Circle」にも採用されている、同じエンジンによるレイトレーシンググローバルイルミネーション(光の自然な広がりや反射をリアルにシミュレーションする技術)が含まれています。
ゲーム世界のリアリズムを追求
Digital Foundryの分析によれば、Siegeマップでは多くの反射面が登場しており、レイトレーシンググローバルイルミネーションの効果が際立っています。過去のシリーズ作品と比較して、より自然な環境への変化が見られる中で、火や太陽などの自然光源による照明が広大な空間を正確に照らし出し、ダイナミックなオブジェクトにも対応することで、従来のベイクされた照明(あらかじめ計算された固定的な照明効果)から脱却しています。この結果、オブジェクトが環境にシームレスに溶け込む、より自然でリアルな視覚体験が可能になっています。
さらに、「DOOM: The Dark Ages」ではUnreal Engine 5のNaniteに匹敵する仮想ジオメトリシステムが採用されている可能性が高いとされています。現時点では断定はできないものの、LOD(レベル・オブ・ディテール)のスワッピングが見られないなど、一部の視覚要素の挙動がこの技術の採用を示唆しています。この仮想ジオメトリと60FPSのフレームレート、多数の敵キャラクターの表示、レイトレーシングによる照明と反射、そして高度な物理シミュレーションとの組み合わせは、id Tech 8エンジンの驚異的な能力を証明しています。
多様なハードウェアで高品質なゲーム体験
id Softwareは過去作でも、多様なハードウェアで高品質なゲーム体験を提供してきました。本作でもその伝統は引き継がれており、高性能PCからコンソールまで幅広いプラットフォームで優れたパフォーマンスを発揮すると期待されています。
「Doom: The Dark Ages」は、2025年5月15日にXbox Series X/S、PS5、PC向けに発売予定です。また、Xbox Game Passでは発売初日から提供されます。

情報元:wccftech