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「鉄拳8」に「ワッフルハウス」ステージ登場? 原田Pが語るファン発の夢と挑戦の道

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人気格闘ゲーム「鉄拳8」に、アメリカのレストラン「ワッフルハウス」を模したステージ登場の可能性が話題です。原田プロデューサーは海外ファンの熱い要望を受け、この異色案実現に意欲的ですが、ライセンスが大きな壁となっています。

「鉄拳8」に前代未聞のステージ案が浮上!

世界中で愛される3D対戦格闘ゲーム「鉄拳」シリーズの最新作「鉄拳8」。2024年1月にPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)で発売され、リアルなグラフィックと爽快なバトルで高い評価を得ています。そんな「鉄拳8」に、驚くべきステージ案が浮上し、ファンの間で話題です。それは、アメリカのレストランチェーン「ワッフルハウス」をモチーフにしたバトルステージ。このユニークなアイデアは、海外の「鉄拳」コミュニティの熱い要望から生まれ、プロデューサー原田勝弘氏(通称「原田P」)がその実現に本気で挑んでいます。そもそも、なぜ「ワッフルハウス」が選ばれたのでしょうか?

「ワッフルハウス」とは?

「ワッフルハウス(Waffle House)」は、アメリカ南部を中心に展開する24時間営業のレストランチェーンです。手頃な価格でワッフルやハンバーガー、朝食メニューを提供し、地元住民やトラック運転手、深夜の帰宅者などに親しまれています。店舗数は2,000以上に及び、特に南部では日常に欠かせない存在です。

日本では馴染みが薄いものの、アメリカでは「ワッフルハウス」は単なる飲食店を超えた文化的シンボル。深夜営業の特性上、さまざまな人々が集まり、時に客同士の口論や小競り合いが発生することがあります。これらの様子を捉えた動画がSNSで拡散され、「ワッフルハウスでの乱闘」はインターネットミームとして定着。例えば、従業員が投げられた椅子を華麗にかわす映像や、喧騒の中で注文を取る姿が「カオスな魅力」として話題に。この予測不能な雰囲気が、「鉄拳」のバトルステージにぴったりだとファンが熱望する理由です。日常の空間で繰り広げられる非日常の戦いは、「鉄拳」シリーズの意外性やユーモアとも見事にマッチします。

原田氏の挑戦:ライセンスの壁と「Hustle House」案

「ワッフルハウス」ステージの構想は、約2年前から海外の「鉄拳」コミュニティで盛り上がりを見せていました。原田氏はこの声に真剣に耳を傾け、驚くべきことに「ワッフルハウス」本社に直接コンタクトを試みました。しかし、実現には大きなハードルが存在します。それは「ライセンス」の問題です。

原田氏は自身のXアカウントで、ファンからの「ワッフルハウスステージはどこに?」という質問に対し、ユーモアを交えてこう回答しています:

「もし『House』の名称ライセンスが取得できないなら、『Hustle House』(ハッスルハウス)ステージと呼ぶのはどうだろうか? 😎」

さらに、原田氏は1年以上にわたり複数のルートで「ワッフルハウス」側に接触を試みたものの、正式な返答を得られていないと明かしています。その理由について、こう推測しています:

「これは純粋に私の推測にすぎませんが、返答がない理由は、私が『格闘テーマのビデオゲーム』に関わっていることで知られているという事実によるものかもしれません。」

この発言は、ゲーム業界におけるライセンス交渉の難しさを物語ります。飲食店ブランドにとって、格闘ゲームとのコラボレーションはブランドイメージに影響を与える可能性があり、慎重な対応が求められるためです。例えば、過去にもゲームと実在ブランドのコラボでは、イメージの不一致から交渉が難航したケースがあります。

それでも原田氏は諦めません。代替案として「Hustle House」を提案し、こう続けます:

「もし先ほど提案したように、別の名前や形式を使用することが許容され、核となるメッセージ(ファンの期待する雰囲気)が維持されるのであれば、私は真剣に再考し、再びこの件を検討する用意があります。」

この言葉からは、ファンとの約束を守りたいという原田氏の情熱が伝わります。では、この姿勢はどのように「鉄拳8」の開発に反映されているのでしょうか?

ファンとの対話:原田氏の真摯な姿勢

「ワッフルハウス」ステージの構想は、原田氏がファンとの対話を重視する姿勢の象徴です。「鉄拳8」は発売以来、DLC(ダウンロードコンテンツ)やバランス調整を巡り、ファンから賛否両論の声が寄せられてきました。特に2024年の大規模なアップデートでは、一部キャラクターの性能変更に批判が集まり、原田氏はXでこうコメントしています:

「個人的には、この反発が全く不当なものだとは思いません。それが自然な成り行きであると認識しており、我々はアップデートを続けることで対応するしかないのです。」

このように、原田氏はファンの不満や要望を真摯に受け止め、オープンなコミュニケーションを心がけています。「ワッフルハウス」案も、こうした対話の延長線上にあると言えるでしょう。ファンが求める「カオスでユーモラスなステージ」を実現しようと、ライセンスの壁に挑む姿勢は、コミュニティとの信頼関係を築く一歩です。

実現の可能性と「鉄拳8」の未来

「ワッフルハウス」ステージの実現は、依然として不透明です。公式な店舗名での登場が難しい場合、原田氏が提案する「Hustle House」のような架空の名称で、ワッフルハウス風の雰囲気(カウンターやネオンの看板、飛び交う椅子!)を再現する可能性もあります。想像してみてください――「鉄拳8」のキャラクターたちが、深夜のレストランで繰り広げるド派手なバトル。ファンが愛する「カオス」が、ゲーム内で見事に再現されるかもしれません。

この構想が実現すれば、「鉄拳」シリーズのユーモアと創造性を象徴するステージとなるでしょう。過去にも「鉄拳」シリーズは、宇宙ステーションや日本の温泉街など、個性的なステージでファンを驚かせてきました。「ワッフルハウス」ステージは、その新たな一ページになる可能性を秘めています。

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情報元:Inverse

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