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「鬼武者 Way of the Sword」宿敵・佐々木巌流参戦、剣戟は新たな次元へ

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カプコンは2026年発売予定の剣戟アクション最新作「鬼武者 Way of the Sword」の最新情報を公開しました。Summer Game Festで公開された新トレーラーにて、主人公・宮本武蔵の宿敵「佐々木巌流」の登場が判明。シリーズ伝統の「一閃」やパリィを駆使した爽快なアクション、個性豊かな幻魔など、本作の魅力の一端を紹介。

はじめに

カプコンは、2026年に発売を予定している剣戟アクション「鬼武者」シリーズの完全新作、「鬼武者 Way of the Sword」の最新トレーラーを、オンラインイベント「Summer Game Fest 2025」で公開しました。本作は、シリーズの伝統を受け継ぎつつ、新たな挑戦を盛り込んだ正統進化を遂げており、その全貌の一端が明らかになりました。

このトレーラーでは、主人公・宮本武蔵の前に立ちはだかる新たな強敵、ゲームプレイの核となるアクション、そして新ステージや幻魔(敵キャラクター)の存在が明かされ、ファンのみならず多くのアクションゲーム好きの期待感を高めています。

二人の「鬼の篭手」所有者が織りなす物語

「鬼武者 Way of the Sword」の物語は、主人公「宮本武蔵」と、宿敵として登場する「佐々木巌流」との対決を軸に展開します。主人公のモデルは、実在の剣豪として名高い宮本武蔵。そのキャラクターデザインには、1950年代に稲垣浩監督の映画「サムライ三部作」で武蔵を演じた名優・三船敏郎氏の面影が取り入れられています。

最新トレーラーで特に注目を集めたのが、佐々木小次郎の名でも知られる武芸者「佐々木巌流」(声:岡本信彦)の登場です。彼は武蔵と深い因縁を持つ人物として描かれ、特筆すべきことに、武蔵と同じく異形の力を持つ「鬼の篭手」をその身に宿しています。同じ力を持つ二人がどのように交錯するのか、物語に一層の深みを与えることが期待されます。

さらにトレーラーの最後には、武蔵の「鬼の篭手」の光から現れる謎の女性も登場します。本作には他の歴史上の人物の登場も示唆されており、この女性の正体にも注目が集まっています。

「一閃」とパリィが織りなす剣戟アクション

本作の剣戟アクションは、シリーズの伝統である「一閃」と、革新的な「パリィ」システムの融合を核としています。

敵の攻撃を見切って放つカウンター技「一閃」は今作でも健在です。同時に、戦闘の要として「パリィ」が重要視されており、敵の攻撃を弾き返して有利な状況を作り出す、戦略的な駆け引きが楽しめます。トレーラーではこの他にも、飛び道具の弾き返しや、華麗なフィニッシャー(とどめの一撃)が披露されています。

加えて、一対の槌のような両手武器も登場します。空間を叩き割るほどの豪快な一撃は、従来の刀中心の戦闘に新たな戦術の広がりを与える要素となるでしょう。

初代「鬼武者」から進化した操作性

2001年発売の初代「鬼武者」は、PS2で固定カメラ視点を採用し、特定の敵を一撃で倒す「一閃」という「バッサリアクション」で人気を博しました。当時のゲームパッド操作に合わせた、シンプルかつ直感的な剣戟が特徴でした。

完全新作「鬼武者 Way of the Sword」は、初代の「一閃」の爽快感を継承しつつも、現代のゲーム操作に最適化され、より自由度の高いカメラワークや滑らかなキャラクター操作が期待されます。これにより、プレイヤーはより直感的かつダイナミックにバトルを体験できるでしょう。

世界観を広げる新たなステージと幻魔

これまでの「清水寺」のような舞台とは一変し、今回のトレーラーでは全く趣の異なる幻想的なステージが公開されました。倒壊した建造物や巨大な岩石が宙に浮遊する非現実的な風景が広がっており、どのような戦いが繰り広げられるのか期待が高まります。

また、映像では行き止まりに見える場所から足場が出現するギミックも確認でき、ステージ固有の探索や攻略要素が盛り込まれていることが示唆されています。

あわせて、プレイヤーの前に立ちはだかる新たな幻魔(敵キャラクター)も公開されています。巨大な幻魔「大唾拉(だいだら)」(声:三宅健太)は、極太の武器を軽々と振り回し、食への異常な執着を見せるキャラクターです。もう一体の「首灯(くびあかり)」は、青白く浮かぶ不気味な幻魔。小型ながら、武蔵が吸収すべき魂を奪う光弾を放つなど、プレイヤーをかく乱する厄介な敵となりそうです。

こうした個性豊かな幻魔たちが、本作のダークファンタジーな世界観を一層深めています。

開発者が目指す作品の方向性

本作のプロデューサーを務める門脇章人氏は、ファミ通のインタビューで、ゲームのボリュームについて「1本のアクションゲームとして満足できるものにしたい」とコメントしています。

平均的なクリア時間は約20時間を想定しており、「『モンスターハンター』のように同じボスを何度も倒すゲームではない」とも明言。このことから、一本の筋が通ったストーリーを軸とする、濃密で満足度の高いシングルプレイ体験を目指していることがうかがえます。

「鬼武者 Way of the Sword」は、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam)をプラットフォームに、2026年の発売が予定されています。

総括

「鬼武者 Way of the Sword」は、シリーズの伝統を継承しつつ、正統進化を遂げた一作と言えるでしょう。宮本武蔵と因縁の相手である佐々木巌流が織りなす宿命の物語、そして「一閃」やパリィが生み出す戦略的で爽快な剣戟アクションは、本作の大きな魅力です。それはシリーズのファンだけでなく、多くのアクションゲーム好きの心を掴むポテンシャルを秘めています。

情報元・画像:PRTIMES

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