カプコンは人気アクションゲームシリーズ「鬼武者」の完全新作「鬼武者 Way of the Sword」の開発者メッセージを公開すると同時に、2002年の名作「鬼武者2」のリマスター版を発表しました。伝統的IPの新たな展開に注目です。
2025年2月5日、日本時間で開催された「カプコンスポットライト + モンスターハンターワイルズ ショーケース」において、カプコンはアクションゲーム「鬼武者」シリーズの新展開を発表しました。完全新作「鬼武者 Way of the Sword」が2026年に全世界で発売予定であること、そして2002年発売の名作「鬼武者2」のリマスター版が2025年にリリースされることが明らかになりました。
最新作「鬼武者 Way of the Sword」
「鬼武者 Way of the Sword」は、シリーズの伝統を受け継ぎながらも現代技術を活用した剣戟アクションゲームです。本作の舞台は歴史的な京都で、主人公の侍が幻魔と呼ばれる異形の敵と戦いながら、壮大な物語を展開します。
プロデューサー門脇章人氏によると、開発のポイントは「魅力的なキャラクター」、「京都のミステリアスなロケーション」、そして「究極の剣戟アクション」の3つに集約されています。ディレクター弐瓶暁氏も、「剣を振る爽快感と幻魔の魂を吸収するシステムを組み合わせることで、アクションと戦略性の絶妙なバランスを目指した」とコメントしています。
本作では、「鬼の籠手」システムが大幅に進化し、敵の魂を吸収して体力を回復しつつ、強力な必殺技を繰り出すという従来の要素をより直感的で爽快な形に改良しました。さらに、演出面では血しぶきや切断表現などを健在としつつ、過激な演出を任意で調整できる機能も追加されています。
「鬼武者 Way of the Sword」は、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC（Steam）向けに2026年の発売を予定しており、アクションゲームファンから大きな期待が寄せられています。
『鬼武者 Way of the Sword』 開発者メッセージ
『鬼武者 Way of the Sword』公式サイト
https://www.capcom-games.com/onimusha/ws/ja-jp
「鬼武者2」リマスター
さらに、ファンにとって朗報となるのが、「鬼武者2」のリマスター版の発表です。オリジナル版は2002年にPlayStation®2向けに発売され、伝説的な俳優・松田優作氏を主人公モデルに起用したことで話題を呼びました。シリーズ最多の210万本以上を売り上げた名作が、現代のプラットフォーム向けに復活します。
本作では、明智左馬介と幻魔の戦いから13年後を舞台に、主人公の柳生十兵衛（設定上は柳生宗厳）が活躍します。鬼の一族の末裔として生まれながらに鬼の力を持つ十兵衛が、幻魔との戦いを繰り広げます。
リマスター版では、グラフィックや音響の向上に加え、操作性の改善が施される予定です。対応プラットフォームはPlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、PC（Steam）で、2025年のリリースが予定されています。
『鬼武者2』 アナウンストレーラー
『鬼武者2』公式サイト
https://www.capcom-games.com/onimusha/2/ja-jp/
まとめと今後の展望
今回の「鬼武者」シリーズ新作とリマスター版の同時発表は、カプコンが伝統的IPを復活させ、現代のゲーム市場に適応させる意図を感じます。伝統的IPの価値を再評価しつつ、最新技術で新たなユーザー層を開拓するという戦略は、ゲーム業界全体の注目を集めるでしょう。
情報元：PRTIMES