
TeamKill Media開発のPS5向け恐竜サバイバルホラー「Code Violet」が、発売日を2025年12月12日へ延期すると発表。超大作「Call of Duty: Black Ops 7」との競合を避けるための戦略的判断であり、延期によって生まれた期間は、ゲームのさらなる品質向上に充てられるようです。
大手との競合を避ける賢明な判断
PS5専用アクションホラー「Code Violet」の発売日が、当初の2025年11月14日から12月12日へ延期されました。これは、同日に発売を控える「Call of Duty: Black Ops 7」(以下、「CoD: BO7」)との競合を避けるため、開発元のTeamKill Mediaが下した賢明な戦略的判断です。
公式XでのTeamKill Mediaの投稿によると、「CoD: BO7」のようなメジャーリリースとマーケティングレベルで競合するのは不可能だと認識しているとのこと。毎年絶大な売上を誇る「CoD」シリーズと同時発売すれば、他タイトルの注目度や売上が分散する傾向があります。このため、新規IPであるCode Violetにとって、発売初週の注目度は重要。そう考えれば、今回の発売日延期は合理的な選択でしょう。
この約1か月の猶予期間は、ゲームのさらなる品質向上に充てられます。TeamKill Mediaが約束したのは、「キャラクターモデルの強化、最適化、そして全体的な研磨作業を行い、可能な限り最も没入感のある洗練された体験を届ける」こと。さらに、全プレイヤーへクリスマスをテーマにした限定衣装2種を無料配布すると発表し、プレイヤーとの関係強化も図る姿勢です。

ゲームの特徴と世界観
Code Violetは、恐竜サバイバルホラーとSF要素を組み合わせたPS5専用タイトルです。舞台は、大災害で地球を離れた人類が惑星「トラピスト1-E」に築いたコロニー。種の存続を危機に瀕していた人類は、不妊という問題を回避するため、タイムトラベル技術を用いた非人道的な計画に手を染めてしまいます。
あなたは主人公「ヴァイオレット・シンクレア」として現代から連れ去られ、恐竜が徘徊するバイオエンジニアリング施設(遺伝子操作や恐竜復活の研究を行う研究所)で目を覚まします。そこから施設の秘密を解き明かし、脱出を目指すのが目的。ゲームプレイは主に次の要素から構成されています。
- ステルス要素: 恐竜(例:T-Rex)から身を隠す、緊張感あふれるシーン。
- 資源管理: アイテムや弾薬を戦略的に管理するサバイバル。
- アクションとパズル: 銃や近接武器での戦闘と、施設のロックを解除するパズルを組み合わせたプレイ体験。
本作は、PS5の技術を最大限に活用した作品です。Unreal Engineによるレイトレーシングはジャングルや施設をリアルに描写し、3Dオーディオは恐竜の足音や環境音を立体的に伝えます。さらに、DualSenseワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバックが武器の反動や衝撃を表現し、アダプティブトリガーで没入感を深めます。「ARK: Survival Evolved」のようなオープンワールドサバイバルとは異なり、ストーリーを重視したホラー体験に特化しているのも特徴です。実際、開発者は本作を往年の名作「ディノクライシス」の精神的な続編と位置づけており、そのゲーム性を色濃く受け継いでいることが示唆されます。
プラットフォーム戦略と市場展望
TeamKill Mediaは「Code Violet」がPS5専用であり、他プラットフォームへの展開予定はないと明言しています。小規模スタジオとして開発リソースをPS5に集中させ、レイトレーシング、3Dオーディオ、DualSenseといった独自機能を最大限に活用し、品質を最優先する戦略。公式Xでも、「PlayStationに特化したシネマティックな体験」を目指すと語られていました。
この開発方針と今回の発売日延期は、市場戦略としても連動している点に注目です。11月の超大作ラッシュを避け、競争が比較的落ち着く12月のホリデーシーズンに発売することで、独自のポジションを確保。完成度の高いPS5専用タイトルとして質の高い体験を提供できれば、メディアでの評価や口コミを通じて新規ユーザーを獲得する可能性は十分にあります。
「ディノクライシス」の精神的な続編という触れ込みの本作が、PS5ユーザーにどのような体験を届けるのか、2025年12月12日の発売日が待たれます。
情報元:Videogamer