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Media Moleculeはオープンワールドを開発中? ― LBP制作陣の挑戦

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「リトルビッグプラネット」や「Dreams Universe」を手掛けたMedia Moleculeの新作IPが、オープンワールド形式を採用する可能性が浮上。開発者のポートフォリオから、広大な世界の設計や採集要素、非線形な体験を示唆する記述が見つかっています。人員削減や体制変更を乗り越えた、同スタジオが目指す、次世代タイトルの核心に迫ります。

PlayStationの「リトルビッグプラネット」シリーズなどを手掛けたイギリスの開発スタジオ、Media Molecule(メディア・モレキュール)が開発中の完全新作IPについて、新たな情報が明らかになりました。複数の海外メディアの報道によると、同スタジオに所属する開発スタッフの職務経歴書から、未発表プロジェクトに「オープンワールド」の要素が含まれている可能性を示す記述が見つかりました。

スタッフ経歴から判明した「広大な世界」

Media Moleculeは、2023年9月にユーザー参加型創作プラットフォーム「Dreams Universe(ドリームズ ユニバース/英語圏では『Dreams』として知られる)」のライブサポートを終了して以降、次期プロジェクトに関する公式発表を行っていませんでした。しかし、2025年4月から同スタジオに在籍するシニア・エンバイロメント・デザイナーのオンライン・ポートフォリオから、新作に関する具体的な記述が確認されました。

このポートフォリオには、未発表の新規IPにおいて「さまざまなオープンワールド・コンテンツのビジョン保持者であり、メインの担当窓口である」との記載があります。これまでの同スタジオの作品は、プレイヤーによるステージ作成や、比較的短編の線形な物語、あるいは「Tearaway」のような規模のプラットフォーマーが中心でした。今回の記述は、新作においてより広大で、プレイヤーの自由度が高い非線形なゲーム体験を目指している可能性を示唆しています。

採集やPOI設計が示す「本格ゲーム」への進化

ポートフォリオには、具体的な業務内容として「POI(Points of Interest:探索の目印となる重要地点)の設計」や「フォレッジ(採集・資源収集)のデザイン」といった項目も記載されています。ゲーム業界において「POI」は、広大なマップ上でプレイヤーの目的地やランドマークとなる地点を指し、オープンワールド作品における一般的な構成要素です。また、「採集デザイン」という記述からは、クラフト要素やサバイバル要素が組み込まれている可能性が推測されます。

ツールからの脱却と転換

スタジオの共同設立者であり、クリエイティブ・ディレクターを務めたマーク・ヒーリー氏は、2024年5月のインタビューにおいて、新作について「自分が知る範囲では、クリエイティブ・ツールというよりも、より純粋なゲームに近いものになるだろうと思う」と述べています(※ただし同氏は発言当時、すでにスタジオを離職しており、新作の詳細な状況は不明と断ったうえでの発言です)。同スタジオは長年、「Play, Create, Share(遊ぶ、作る、共有する)」という理念のもと、ユーザーに制作手段を提供する作品を得意としてきました。最新作ではそのノウハウを活かしつつも、スタジオ側が提供するゲームプレイそのものに重きを置いた、伝統的なゲーム体験への移行が見込まれます。

また、同インタビューでヒーリー氏は、「ソニーはMedia Moleculeへの信頼を維持しており、少なくともこのゲームを完成させる機会は与えられるだろう」とも述べており、ソニーがスタジオへの支援を継続していることが示唆されています。

新体制での再出発

現在、同スタジオは変革の時期を迎えています。2023年には共同設立者であるヒーリー氏が退職し、ジョン・ビーチ氏が新たなクリエイティブ・ディレクターに就任しました。また、2025年8月には、もう一人の共同設立者であるデヴィッド・スミス氏も、個人のプロジェクトへ専念することを理由にスタジオを離れています。

また、2023年10月には、戦略的変更の一環として全スタッフの約15〜20%に相当する人員削減が実施されました。スタジオ側は、この決定を新作プロジェクトへのリソース集中を目的とした措置であると説明しています。こうした状況の中で開発が進む新作は、新体制における Media Moleculeの方向性を示す重要なプロジェクトとなる見込みです。

新作の今後と公式イベントの行方

2026年6月2日にはPlayStationの発表イベント「State of Play」の開催が予定されています。しかし現時点では、プロジェクトが初期の開発段階(プリプロダクション)にある可能性もあり、同イベントでMedia Moleculeの新作が発表される可能性は低いとみられます。公式発表が行われるまでには、まだ時間を要する見込みです。

Media Moleculeがこれまで培ってきた独自のビジュアルスタイルと遊び心溢れるゲームデザインが、広大な「オープンワールド」とどのように融合するのか、今後の正式な発表が注目されます。

情報元:MP1stVGC

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