セガの代表取締役副社長の内海州史氏は、同社が自社の収益性の高い知的財産を他のプラットフォームに展開することを検討していると述べた。
セガの代表取締役副社長の内海州史氏がCNBCの取材で発表したところによれば、セガは設立から63年という歴史を有する老舗ゲーム会社として、同社の独自の知的財産(IP)を活かし、映画、モバイル、さらにはゲームプラットフォームのRobloxなど、様々なプラットフォームにおいて展開を模索していることが明らかになりました。以下は、その内容を要約したものです。
セガ、成功を収めた「ソニック」で新たな展開を検討
老舗ゲーム会社セガが、映画「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の成功を受け、他の名作も映画やゲームプラットフォームに展開する計画を進めています。セガの代表取締役副社長の内海州史氏は、自社の収益性の高い知的財産を他のプラットフォームに拡大することを視野に入れており、その中には映画、モバイル、そしてRobloxなどのゲームプラットフォームも含まれます。
成功を収めた「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」やその続編に続き、セガは他の名作ゲームも復活させることを目指しています。内海氏は、「ソニックは復活している」とし、これを映画での成功に帰する一方で、今後も映画以外のプラットフォームでの展開に注力する考えを示しました。
これには、数百万人が参加し、オンラインコミュニティで活動するRobloxゲームプラットフォームやモバイルプラットフォームでの展開が含まれ、セガはさらなる成長を目指します。内海氏は、他のクラシックなIP(知的財産)も映画やゲームで展開する可能性を示唆し、具体的には「龍が如くシリーズ」と「ペルソナシリーズ」などが挙げられています。
また、セガは他のゲームスタジオの買収を進め、今後ますます成長を目指す姿勢を見せています。さらに、買収により所有権を拡大し、市場の機会を追求していく考えを示しました。
一方で、マイクロソフトによるセガの買収の噂については否定されています。内海氏は、「セガは強いオーナーを持ち、今後も独立企業として事業を展開していく」と述べ、セガの将来への自信を示しました。
情報元:CNBC
以前からのマイクロソフトによるセガの買収に関する噂は、現時点では事実ではないようです。セガは2019年頃から「5ヵ年計画」を掲げ、現役IPの新展開や過去のIPの再活用に力を入れています。今回のプラットフォーム拡大も、セガの計画が着実に進行していることを示しています。
セガは積極的な展望を掲げ、今後も新しい展開や再活用を進めていく姿勢を見せています。これにより、セガがゲーム業界において独自かつ斬新なアプローチを継続していくことが期待されます。