元Bungieのシニアデザインリーダーであり、「Destiny 2」の象徴的な武器デザインを手掛けたクリス・プロクター氏が、Guerrilla Gamesにデザインディレクターとして正式に入社しました。彼の新たな役割や、関与が期待されるプロジェクトが今後どのように展開するのか注目されています。
クリス・プロクター氏、Guerrilla Gamesへ移籍
2025年3月3日、元Bungieのシニアデザインリーダーであるクリス・プロクター氏が、Guerrilla Gamesのデザインディレクターに就任したことを、自身のLinkedInプロフィールの更新を通じて公表しました。先月にはBungieを退社しており、「Destiny 2」において象徴的な武器デザインを手掛けたことで広く知られています。彼がデザインした「Dead Man’s Tale」、「Cloudstrike」、「Forerunner」、「Osteo Striga」などは、多くのプレイヤーから高く評価されています。
Bungieでの実績と背景
プロクター氏は2019年にBungieへスタッフデザイナーとして入社し、2024年にはサンドボックスクラフトリーダーに昇進しました。この役職では、ゲーム内の武器や装備のバランス調整、新規アイテムの開発など、プレイヤーの体験を形作る重要な役割を担ってきました。それ以前にはHalo Studiosに在籍し、「Halo Infinite」や「Halo 5: Guardians」の開発にも携わるなど、FPSタイトルの制作において幅広い経験を積んでいます。こうした実績を持つ彼のGuerrilla Gamesへの移籍は、同社が進める今後のプロジェクトに重要な影響をもたらすと見られています。
Guerrilla Gamesのプロジェクトと展望
Guerrilla Gamesは現在、「Horizon」シリーズに関連する複数のプロジェクトを推進中です。その中には、かねてより開発が進められている「Horizon」シリーズのマルチプレイヤーゲームも含まれています。求人情報によれば、「複数のパブリッククラウドプロバイダーにまたがる、100万人以上のユーザーを対象としたマルチサービスのグローバル分散システムの構築と運用」が記載されており、大規模なオンライン体験の実現を目指していることが伺えます。さらに、リリースQAインターンの募集が行われていることから、リリース準備が着実に進行していることも明らかになっています。
新たな挑戦と今後の可能性
一方、「Horizon」シリーズの次回作となるシングルプレイヤータイトル「Horizon 3」については、リリースがまだ先になると報じられています。プロクター氏が具体的にどのプロジェクトを担当するかは現時点では明かされていません。しかし、「Horizon Online」と呼ばれるオンライン協力プレイ主体のタイトルや、「Horizon 3」、あるいは新規IP（知的財産）の開発に関与する可能性も考えられます。彼が持つ豊富な経験と独自のクリエイティブビジョンが、Guerrilla Gamesの成長にどのような影響を与えるのか、今後の展開が期待されます。
情報元：TheGamePost
